sira_sawa - 10/12/29 20:42:59

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スモール大活躍

2010年12月26日 セクショナル、MP戦
BOARD:17(1st Session)
DEALER:N
VUL:NONE

今日のパートナーはNさんです。
前半の6ラウンド目です。

EASTに座って以下のハンドが来ました。
	sira_sawa
	S:A653
	H:K53
	D:Q87
	C:J94

2番手でパスをすると、左手が1Dオープンしました。
パートナーはパス。
右手が1Sをビッド。
左手が1NTをビッドしてパス、パス、パスでオークションが終了しました。
左手の1NTです。

オークションは以下の通りとなりました。

 W   N   E   S 
Nさん RHO  sira  LHO
     P   P  1D
 P  1S   P  1NT
 P   P   P//

		Nさん
		S:
		H:
		D:
		C:7
LHO			 RHO
S:		  W	 S:9842
H:		 S N	 H:QT
D:		  E	 D:A632
C:			 C:Q62
		sira_sawa
		S:A653
		H:K53
		D:Q87
		C:J94

パートナーのオープニング・リードはC7でした。
ダミーが現れます。
パートナーのオープニング・リードがトップオブナッシングであるとは考えにくく、
は4thベストでしょうから、ルール・オブ・11により、
ディクレアラーは、A、K、10、8の内のどれか1枚だけを持っていることになります。

ディクレアラーはダミーからC2をフォローします。
僕がCJを出すとディクレアラーはCAで勝ちました。
次にハンドからDJをリードしてきます。
DJ−D9−D2−となり、僕はDQで勝ちました。
C9を返すとパートナーがCKで勝ち、C10を返してきます。
これはSpadeスートにエントリーがあることを示していると思われます。
ダミーのCQで勝ち、ディクレアラーはハンドからS7を捨てました。

次にダミーからD3をリードしてディクレアラーがハンドのDKで勝ちました。
パートナーからはD10が落ちます。
DAでダミーに入り、エスタブリッシュしているD6をキャッシュします。
パートナーはDiamondの3順目にH6捨て。
僕はDiamondの4順目にS3を捨てました。
ディクレアラーはフォローして、パートナーはH7を捨てています。

		Nさん
		S:
		H:
		D:
		C:
LHO			 RHO
S:		  W	 S:9842
H:		 S N	 H:QT
D:		  E	 D:−
C:			 C:−
		sira_sawa
		S:A65
		H:K53
		D:−
		C:−

リードはダミーからです。ディクレアラーがHQを指示しました。
ダミーにもうエントリーはありません。
カバーしないのは絶対に損をするので、HKをカバーしました。
パートナーに何かを期待しなければなりません。
HQ−HK−HA−H8でディクレアラーが勝ち。
ディクレアラーは次にH2−H9−HT−H3でダミーに入りました。
ハンドにHJがあるようですが、おそらくもうエントリーはないでしょう。
ダミーからS2が引かれ、S2−S5−SJ−SQでパートナーが勝ち。
Clubを2つキャッシュして、最後のSKを僕がSAでオーバーテイクして勝ちました。
ジャストメイクされ。

全体のハンドは以下の通りでした。

		Nさん
		S:KQ
		H:9876
		D:T9
		C:KT873
LHO			 RHO
S:JT7	  W	 S:9842
H:AJ42	 S N	 H:QT
D:KJ54	  E	 D:A632
C:A5			 C:Q62
		sira_sawa
		S:A653
		H:K53
		D:Q87
		C:J94



ディクレアラーはHAの後、H10でダミーに入り、ブロックしましたが、
パートナーがHeartをたくさん捨ててしまったので、
HJでダミーのH10を叩き落せばたくさん取れたのではないでしょうか。

残り5枚の配置は次のようになっていました。

		Nさん
		S:KQ
		H:9
		D:−
		C:83
LHO			 RHO
S:JT		  W	 S:9842
H:J42	 S N	 H:T
D:−		  E	 D:−
C:−			 C:−
		sira_sawa
		S:A65
		H:53
		D:−
		C:−

HJをキャッシュすると、僕のH5がエスタブリッシュするので、
ディクレアラーはHeartを走ることができず、やはりジャストメイクでした。


sira_sawa - 10/12/19 23:01:00

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小さな偽

2010年12月12日 セクショナル、MP戦
BOARD:23(2nd Session)
DEALER:S
VUL:BOTH

今日のパートナーはKさんです。
後半の10ラウンド目です。

EASTに座って以下のハンドが来ました。
	sira_sawa
	S:85
	H:T852
	D:AJ86
	C:J63

左手が1番手で1Hオープンしました。
パートナーはパス。
右手が1Sとレスポンスします。
すると左手が3Sへとジャンプ。
右手が4Sへとレイズし、パス、パス、パスでオークションは終了しました。
僕のオープニングリードです。

オークションは以下の通りとなりました。

 W   N   E   S 
Kさん RHO  sira  LHO
            1H
 P  1S   P  3S
 P  4S   P   P
 P//

左手はよいHeartを持っているはずです。
マッチポイントでは1トリックでも多く取る必要があります。
うかうかしているとHeartでルーザーが消されてしまいそうなので、
DAをリードすることにしました。

		Kさん
		S:
		H:
		D:
		C:
LHO			 RHO
S:KT73	  W	 S:
H:AKJ93	 S+N	 H:
D:K97	  E	 D:
C:K			 C:
		sira_sawa
		S:85
		H:T852
		D:AJ86
		C:J63

僕のオープニング・リードはDAでした。
ダミーが現れます。

DKがダミーにあったので、DKを捕まえそびれたわけではなさそうです。
ディクレアラーがDQもあって空振りした可能性はありますが。
DA−D7−D3−D2となります。
パートナーにDQがあればよかったところですが、どうみてもノンカモンです。
しかし、このダミーを見て、他にスイッチしたいものはありません。
CAを持っているときはいつでも取れるでしょうし、
Spadeリードはパートナーにあるかもしれないアナーを捕まえさせてしまいます。
D6を続けました。
ダミーからD9でパートナーがラフ!パートナーがS6でラフしました。大当たりです。
次にパートナーがCAをキャッシュしました。
3トリックも取れました。
パートナーはスモールClubを返してきます。
C2−C7−CJ−S3でダミー勝ち。
ディクレアラーはしばらく悩んでからダミーのS7をリードします。
S7−SQ−SA−S5でディクレアラーが勝ち。
パートナーからSQが出てきたので残るSpadeも刈り上げられて終わりでしょう。
S2−S8−STとダミーからスモールをプレイしました。
もしやSJのフィネスをしたのでしょうか。
パートナーからSJが出てきてSJが勝ちました。1ダウンさせ。

全体のハンドは以下の通りでした。

		Kさん
		S:QJ6
		H:Q764
		D:3
		C:AT942
LHO			 RHO
S:KT73	  W	 S:A942
H:AKJ93	 S+N	 H:−
D:K97	  E	 D:QT542
C:K			 C:Q875
		sira_sawa
		S:85
		H:T852
		D:AJ86
		C:J63

実際にはDiamondラフの有無に関わらず、
Heartで消しきられることがないので、DA、CA、Spade1つが取れるハンドでした。
他に3テーブルが4Sをダウンしていました。


sira_sawa - 11/01/02 13:28:28

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正直なオークション

2010年12月4日 ナショナル、MP戦
BOARD:22(4th Session)
DEALER:E
VUL:E−W

今日のパートナーはMさんです。
二日目の後半です。

WESTに座って以下のハンドが来ました。
	sira_sawa
	S:A43
	H:K973
	D:K86
	C:972

パートナーが1番手で1Sオープンしました。
右手パス。
普段は1NTをフォーシングの約束にしていますが、
今回はマッチポイントなので、1NTをセミ・フォーシングの約束に変更しました。
フォーシングとの違いは、サポートがないためパスしてもよいということです。
3枚サポートのインビテーションだけは、パスされる可能性もありますが、1NTでさばくとのことです。
パートナーが1NTをパスするようなときにはゲームはないでしょうという考えに基づくものです。
というわけで、僕は1NTをビッド。
左手が2Hと介入してきます。
パートナーパス。
右手もパス。
次に3Sとジャンプレイズする予定でしたが、左手が2Hといっています。
このHKはオープニング・リードで即捕まってしまいます。
10HCPの価値はなさそうです。単に2Sとビッドしました。
僕のサポートは2枚にしか思われないかもしれません。
しかしまともな点数があることは伝わっているはずです。
ゲームを狙えるハンドならパートナーが動くでしょう。
左手はパス、パートナーもパスをして、右手が3Hと競り合ってきました。
僕はハンドを全部伝えたつもりなのでパートナーに判断を任せます。
パスをすると、皆パスをして、左手の3Hに決まりました。

オークションは以下の通りとなりました。

 W   N   E   S 
 sira  LHO Mさん RHO
        1S   P
1N* 2H   P   P
2S   P   P  3H
 P   P   P//

1NT・・・セミ・フォーシング。

		Mさん
		S:T
		H:
		D:
		C:
LHO			 RHO
S:		  E	 S:K52
H:		 S|N	 H:Q5
D:		  W	 D:QJ94
C:			 C:J643
		sira_sawa
		S:A43
		H:K973
		D:K86
		C:972

パートナーのオープニング・リードはSTでした。
ダミーが現れます。
パートナーのSpadeは6枚ではなく、おそらく5枚でしょう。
QT9xxからのリードを期待します。ディクレアラーはJxです。
ダミーからS2がフォローされ、僕はS4でカモン。
ディクレアラーがSJで勝ちました。
そしてハンドからH4をダミーのHKに向けてリードしてきます。僕はHKで勝ちます。
Spadeに点数が少ない分、パートナーはマイナーに点数がありそうです。
僕はC9を返しました。
C9−CK−CA−C3でパートナーの勝ち。
パートナーは次にSQをリードしてきます。SQ−S5−S3−S8でパートナーが勝ちました。
後はSpadeを続けてラフさせればよいのかと思っていましたが、
パートナーはじっくり考えています。
パートナーから出てきたリードはD3。
Spadeという安全なEXITカードがあるのに、パートナーがDAなしにD3をリードするわけがありません。
ダミーのDQに僕がDKで勝ちます。
ディクレアラーのDiamondシングルトンを警戒したのでしょうか。
僕がD8を返すとディクレアラーはDiamondをフォローしてパートナーがDAで勝ちます。
続くDiamondはダミーのD9が勝ち、ディクレアラーがショウアウト。
HAを取ってブレイクを確認してから、残り全部をクレームしました。1ダウンさせ。

全体のハンドは以下の通りでした。

		Mさん
		S:QT976
		H:82
		D:AT53
		C:A8
LHO			 RHO
S:J8		  E	 S:K52
H:AJT64	 S|N	 H:Q5
D:72		  W	 D:QJ94
C:KQT5		 C:J643
		sira_sawa
		S:A43
		H:K973
		D:K86
		C:972

パートナーは、SQをリードしたトリックで僕のSpadeが3枚と判り、
3枚サポート6−9ならすぐに2Sといったはずなので10HCPと理解。
DKがあることを確信していたそうです。
DAのアンダーリードは、僕がDKxダブルトンなら、Diamondをラフできるので
試してみたそうです。
なるほど納得です。


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