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スモール大活躍 2010年12月26日 セクショナル、MP戦 BOARD:17(1st Session) DEALER:N VUL:NONE 今日のパートナーはNさんです。 前半の6ラウンド目です。 EASTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:A653 H:K53 D:Q87 C:J94 2番手でパスをすると、左手が1Dオープンしました。 パートナーはパス。 右手が1Sをビッド。 左手が1NTをビッドしてパス、パス、パスでオークションが終了しました。 左手の1NTです。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S Nさん RHO sira LHO P P 1D P 1S P 1NT P P P// Nさん S: H: D: C:7 LHO RHO S: W S:9842 H: S N H:QT D: E D:A632 C: C:Q62 sira_sawa S:A653 H:K53 D:Q87 C:J94 パートナーのオープニング・リードはC7でした。 ダミーが現れます。 パートナーのオープニング・リードがトップオブナッシングであるとは考えにくく、 は4thベストでしょうから、ルール・オブ・11により、 ディクレアラーは、A、K、10、8の内のどれか1枚だけを持っていることになります。 ディクレアラーはダミーからC2をフォローします。 僕がCJを出すとディクレアラーはCAで勝ちました。 次にハンドからDJをリードしてきます。 DJ−D9−D2−となり、僕はDQで勝ちました。 C9を返すとパートナーがCKで勝ち、C10を返してきます。 これはSpadeスートにエントリーがあることを示していると思われます。 ダミーのCQで勝ち、ディクレアラーはハンドからS7を捨てました。 次にダミーからD3をリードしてディクレアラーがハンドのDKで勝ちました。 パートナーからはD10が落ちます。 DAでダミーに入り、エスタブリッシュしているD6をキャッシュします。 パートナーはDiamondの3順目にH6捨て。 僕はDiamondの4順目にS3を捨てました。 ディクレアラーはフォローして、パートナーはH7を捨てています。 Nさん S: H: D: C: LHO RHO S: W S:9842 H: S N H:QT D: E D:− C: C:− sira_sawa S:A65 H:K53 D:− C:− リードはダミーからです。ディクレアラーがHQを指示しました。 ダミーにもうエントリーはありません。 カバーしないのは絶対に損をするので、HKをカバーしました。 パートナーに何かを期待しなければなりません。 HQ−HK−HA−H8でディクレアラーが勝ち。 ディクレアラーは次にH2−H9−HT−H3でダミーに入りました。 ハンドにHJがあるようですが、おそらくもうエントリーはないでしょう。 ダミーからS2が引かれ、S2−S5−SJ−SQでパートナーが勝ち。 Clubを2つキャッシュして、最後のSKを僕がSAでオーバーテイクして勝ちました。 ジャストメイクされ。 全体のハンドは以下の通りでした。 Nさん S:KQ H:9876 D:T9 C:KT873 LHO RHO S:JT7 W S:9842 H:AJ42 S N H:QT D:KJ54 E D:A632 C:A5 C:Q62 sira_sawa S:A653 H:K53 D:Q87 C:J94 ディクレアラーはHAの後、H10でダミーに入り、ブロックしましたが、 パートナーがHeartをたくさん捨ててしまったので、 HJでダミーのH10を叩き落せばたくさん取れたのではないでしょうか。 残り5枚の配置は次のようになっていました。 Nさん S:KQ H:9 D:− C:83 LHO RHO S:JT W S:9842 H:J42 S N H:T D:− E D:− C:− C:− sira_sawa S:A65 H:53 D:− C:− HJをキャッシュすると、僕のH5がエスタブリッシュするので、 ディクレアラーはHeartを走ることができず、やはりジャストメイクでした。
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小さな偽 2010年12月12日 セクショナル、MP戦 BOARD:23(2nd Session) DEALER:S VUL:BOTH 今日のパートナーはKさんです。 後半の10ラウンド目です。 EASTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:85 H:T852 D:AJ86 C:J63 左手が1番手で1Hオープンしました。 パートナーはパス。 右手が1Sとレスポンスします。 すると左手が3Sへとジャンプ。 右手が4Sへとレイズし、パス、パス、パスでオークションは終了しました。 僕のオープニングリードです。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S Kさん RHO sira LHO 1H P 1S P 3S P 4S P P P// 左手はよいHeartを持っているはずです。 マッチポイントでは1トリックでも多く取る必要があります。 うかうかしているとHeartでルーザーが消されてしまいそうなので、 DAをリードすることにしました。 Kさん S: H: D: C: LHO RHO S:KT73 W S: H:AKJ93 S+N H: D:K97 E D: C:K C: sira_sawa S:85 H:T852 D:AJ86 C:J63 僕のオープニング・リードはDAでした。 ダミーが現れます。 DKがダミーにあったので、DKを捕まえそびれたわけではなさそうです。 ディクレアラーがDQもあって空振りした可能性はありますが。 DA−D7−D3−D2となります。 パートナーにDQがあればよかったところですが、どうみてもノンカモンです。 しかし、このダミーを見て、他にスイッチしたいものはありません。 CAを持っているときはいつでも取れるでしょうし、 Spadeリードはパートナーにあるかもしれないアナーを捕まえさせてしまいます。 D6を続けました。 ダミーからD9でパートナーがラフ!パートナーがS6でラフしました。大当たりです。 次にパートナーがCAをキャッシュしました。 3トリックも取れました。 パートナーはスモールClubを返してきます。 C2−C7−CJ−S3でダミー勝ち。 ディクレアラーはしばらく悩んでからダミーのS7をリードします。 S7−SQ−SA−S5でディクレアラーが勝ち。 パートナーからSQが出てきたので残るSpadeも刈り上げられて終わりでしょう。 S2−S8−STとダミーからスモールをプレイしました。 もしやSJのフィネスをしたのでしょうか。 パートナーからSJが出てきてSJが勝ちました。1ダウンさせ。 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:QJ6 H:Q764 D:3 C:AT942 LHO RHO S:KT73 W S:A942 H:AKJ93 S+N H:− D:K97 E D:QT542 C:K C:Q875 sira_sawa S:85 H:T852 D:AJ86 C:J63 実際にはDiamondラフの有無に関わらず、 Heartで消しきられることがないので、DA、CA、Spade1つが取れるハンドでした。 他に3テーブルが4Sをダウンしていました。
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正直なオークション 2010年12月4日 ナショナル、MP戦 BOARD:22(4th Session) DEALER:E VUL:E−W 今日のパートナーはMさんです。 二日目の後半です。 WESTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:A43 H:K973 D:K86 C:972 パートナーが1番手で1Sオープンしました。 右手パス。 普段は1NTをフォーシングの約束にしていますが、 今回はマッチポイントなので、1NTをセミ・フォーシングの約束に変更しました。 フォーシングとの違いは、サポートがないためパスしてもよいということです。 3枚サポートのインビテーションだけは、パスされる可能性もありますが、1NTでさばくとのことです。 パートナーが1NTをパスするようなときにはゲームはないでしょうという考えに基づくものです。 というわけで、僕は1NTをビッド。 左手が2Hと介入してきます。 パートナーパス。 右手もパス。 次に3Sとジャンプレイズする予定でしたが、左手が2Hといっています。 このHKはオープニング・リードで即捕まってしまいます。 10HCPの価値はなさそうです。単に2Sとビッドしました。 僕のサポートは2枚にしか思われないかもしれません。 しかしまともな点数があることは伝わっているはずです。 ゲームを狙えるハンドならパートナーが動くでしょう。 左手はパス、パートナーもパスをして、右手が3Hと競り合ってきました。 僕はハンドを全部伝えたつもりなのでパートナーに判断を任せます。 パスをすると、皆パスをして、左手の3Hに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S sira LHO Mさん RHO 1S P 1N* 2H P P 2S P P 3H P P P// 1NT・・・セミ・フォーシング。 Mさん S:T H: D: C: LHO RHO S: E S:K52 H: S|N H:Q5 D: W D:QJ94 C: C:J643 sira_sawa S:A43 H:K973 D:K86 C:972 パートナーのオープニング・リードはSTでした。 ダミーが現れます。 パートナーのSpadeは6枚ではなく、おそらく5枚でしょう。 QT9xxからのリードを期待します。ディクレアラーはJxです。 ダミーからS2がフォローされ、僕はS4でカモン。 ディクレアラーがSJで勝ちました。 そしてハンドからH4をダミーのHKに向けてリードしてきます。僕はHKで勝ちます。 Spadeに点数が少ない分、パートナーはマイナーに点数がありそうです。 僕はC9を返しました。 C9−CK−CA−C3でパートナーの勝ち。 パートナーは次にSQをリードしてきます。SQ−S5−S3−S8でパートナーが勝ちました。 後はSpadeを続けてラフさせればよいのかと思っていましたが、 パートナーはじっくり考えています。 パートナーから出てきたリードはD3。 Spadeという安全なEXITカードがあるのに、パートナーがDAなしにD3をリードするわけがありません。 ダミーのDQに僕がDKで勝ちます。 ディクレアラーのDiamondシングルトンを警戒したのでしょうか。 僕がD8を返すとディクレアラーはDiamondをフォローしてパートナーがDAで勝ちます。 続くDiamondはダミーのD9が勝ち、ディクレアラーがショウアウト。 HAを取ってブレイクを確認してから、残り全部をクレームしました。1ダウンさせ。 全体のハンドは以下の通りでした。 Mさん S:QT976 H:82 D:AT53 C:A8 LHO RHO S:J8 E S:K52 H:AJT64 S|N H:Q5 D:72 W D:QJ94 C:KQT5 C:J643 sira_sawa S:A43 H:K973 D:K86 C:972 パートナーは、SQをリードしたトリックで僕のSpadeが3枚と判り、 3枚サポート6−9ならすぐに2Sといったはずなので10HCPと理解。 DKがあることを確信していたそうです。 DAのアンダーリードは、僕がDKxダブルトンなら、Diamondをラフできるので 試してみたそうです。 なるほど納得です。