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トランプを温存 2010年8月29日 セクショナル、チーム戦 BOARD:21(2nd Session) DEALER:W VUL:BOTH 今日のパートナーはKさんです。 チームメイトはSさん、Iさんです。 後半の5ラウンド目です。 EASTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:Q4 H:J84 D:A84 C:KQJ32 右手が1番手で1NTオープンしました。 僕はパス。 左手が2Dとトランスファービッドをし、 右手が2Hとトランスファーを完了させました。 パス、パス、パスで右手の2Hに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S Kさん RHO sira LHO P 1NT P 2D* P 2H P P P// 2D・・・Heartへのトランスファー。 Kさん S: H: D: C: LHO RHO S:T632 W S: H:T7532 S+N H: D:6 E D: C:A96 C: sira_sawa S:Q4 H:J84 D:A84 C:KQJ32 僕はオープニング・リードにCKを選びました。 ダミーが現れます。 乏しい内容のトランプです。 こういうときは、ディフェンスが3−3でHeartを持っていることが多い気がします。 ディクレアラーはトランプ2枚と想定します。 ダミーのDiamondはシングルトンですが、長いトランプでラフをされてもトリックは損しません。 逆刈りをしないでディフェンスが別々にトランプを使えれば、ディフェンスのトリックが増えそうです。 ディクレアラーはダミーのCAで勝ちました。 パートナーはC4、ディクレアラーはC8をフォローしました。 次にダミーからD6をリードして、D6−D7−DK−DAで僕が勝ちました。 CQをキャッシュすると、CQ−C6−C5−CTとなります。 パートナーはClubダブルトンなら、ハイ・ローとプレイしそうですし、 ディクレアラーのC8、CTはもうClubがなさそうです。 つまり、パートナーが3枚目のClubを持っているので、次にCJをリードすると ディクレアラーにラフされてしまいます。 しかし、今からラフは阻止できませんし、ディクレアラーのおそらく2枚のトランプを 1枚に減らしてしまえば、ディクレアラーはトランプ刈りが難しくなります。 ディフェンスでクロスラフするためにも、CJを続けました。 ディクレアラーがH9でラフ。 DQをプレイしてダミーのS2を捨てます。 それから、SA、SKとキャッシュします。SKに僕のSQが落ちます。 ディクレアラーはさらにS7と続けました。 SJはパートナーにありそうです。僕はハンドからD8を捨てました。 パートナーがやはりSJで勝ち。 Kさん S: H: D: C: LHO RHO S:− W S: H:T7532 S+N H: D:− E D: C:− C: sira_sawa S:− H:J84 D:− C:32 ダミーからは1順もトランプがプレイされずに、最後にトランプが5枚残りました。 現在ディフェンスは3勝しています。 パートナーがDJをリードしてきます。 ディクレアラーはフォローして、僕がHJでラフします。 ダミーは小さいトランプしかありませんからH2でアンダーラフ。 ディクレアラーは、想定どおりなら、いえこのプレイなら、あと1枚しかないはずです。 あと2枚あるなら、SA、SKをプレイする前にHeartを2順プレイするはずですから。 僕はHeartをリードすることにしました。 もし、ディクレアラーのシングルトンがHKで、パートナーがHAQxと持っている場合には HAをプレイしてくれるでしょうが、 ディクレアラーのシングルトンがHAのときには、パートナーがHKQxからHQをプレイすると損になります。 H4をリードして、H4−H5−HQ−HAでディクレアラーが勝ちました。 パートナーはスモールHeartではなく、HQをプレイしてしまったようです。 ディクレアラーはハンドからDiamondをプレイします。 トランプがなくてダミーに入ろうとしています。 僕は最後のH8でラフします。今度はダミーのHTでオーバーラフします。 パートナーはS9捨て。 ダミーにはH73の2枚が残り、パートナーのハンドにはHK6の2枚だったので 残り2トリックが取れました。 1ダウンさせ。+100点。 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:J985 H:KQ6 D:J97 C:754 LHO RHO S:T632 W S:AK7 H:T7532 S+N H:A9 D:6 E D:KQT532 C:A96 C:T8 sira_sawa S:Q4 H:J84 D:A84 C:KQJ32 裏は、3DbyN 1ダウン。−100点。プッシュ。
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思いどおりのハンド 2010年8月22日 セクショナル、MP戦 BOARD:21(2nd Session) DEALER:N VUL:N−S 今日のパートナーはNさんです。 後半のラスト・ラウンドです。 EASTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:92 H:AJ9852 D:K97 C:K6 2番手で1Hオープンしました。 左手パス。 パートナーが1Sレスポンスをします。 右手パス。 僕は2Hとリビッドをします。 するとパートナーが3Hへとレイズ。 僕は無理はせず、パスをして3Hに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S Nさん RHO sira LHO P 1H P 1S P 2H P 3H P P P// Nさん S:AK743 H:Q63 D:JT5 C:JT LHO RHO S: W S: H: S―N H: D:2 E D: C: C: sira_sawa S:92 H:AJ9852 D:K97 C:K6 左手のオープニング・リードはD2でした。 リードの約束は4thベスト、トップオブナッシングなので、 ぼろ3であることはありません。 おそらくDQを持っているリードでしょう。 しかし、違和感があるのは、Clubリードが来なかったことです。 相手側に9枚もあるのでClubリードが来るのが自然にみえます。 リードしづらい配置、左手がCA、右手がCQというような、なのかもしれません。 ダミーからD5をフォローすると、右手がDAで勝ちました。 右手はD4を返してきます。 ここでハンドからD9を出すと左手のDQに抜けるでしょう。 どうせ負けるなら、後でスローインができるかもしれません。ここはDKで勝ちました。 S2−S5−SA−S6でダミーに入り、HeartをJackに向けてリードします。 H3−H4−HJ−HTでHJが勝ちました。 左手はどうやらHTシングルトンのようです。 もう一度SKでダミーに入って、右手のHKxを捕まえられます。 S9−ST−SK−S8でダミーに入りました。 HQ−H7−H2−C3でダミーのHQが勝ちました。 Nさん S:743 H:6 D:J C:JT LHO RHO S: W S: H: S―N H: D:2 E D: C: C: sira_sawa S:− H:A985 D:9 C:K6 エントリーはダミーにあります。 右手にはHKが残りますが、左手はHeartを持っていません。 Spadeラフをして、左手がSpade3枚以下なら 左手にはDiamondとClubしか残りません。 スローインできるかもしれません。 ダミーからS3をリードして右手がSQ。ハンドのH5でラフすると、左手はSJをフォローしました。 3−3でした。 左手はSpadeもなくなりました。 ここでハンドからD9をリードして左手のDQに負けにいけば、左手はスローインにかかります。 左手からClubをリードすれば僕のCKが取れます。 左手はおそらくCA、Clubとプレイするでしょう。 そうでなく、Diamondの4枚目をプレイした場合には、ダミーからClubを捨て、ハンドでラフします。 次にCKをリードすると左手はCAで勝たねばならず、トランプの逆刈りができません。 完璧なプランを完成させるため、ハンドからD9をリードしました。 すると左手はD6。DQを持っていない??ダミーのDJに右手がDQで勝ちました。 なんたるや! 左手はぼろ4からのリードだったようです。 右手は当然HKをリードしてきます。 完全にClubが手出しになってしまいました。 Clubを2つ負けてジャストメイク。 全体のハンドは以下の通りでした。 Nさん S:AK743 H:Q63 D:JT5 C:JT LHO RHO S:JT5 W S:Q86 H:T S―N H:K74 D:8632 E D:AQ4 C:AQ753 C:9842 sira_sawa S:92 H:AJ9852 D:K97 C:K6 CA、CQはどちらも裏にいたので元々2ルーザーでしたが、 DQをフィネスしなかった分だけ負けてしまいました。
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答えている場合ではない 2010年8月8日 セクショナル、チーム戦 BOARD:24(2nd Session) DEALER:W VUL:NONE 今日のパートナーはKさんです。 チームメイトはMさん、Kさんです。 後半の4ラウンド目です。 NORTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:QJ3 H:AKJT962 D:K5 C:6 2番手で1Hオープンしました。 左手パス。 パートナーが1Sレスポンスします。 右手パス。 僕は2Hリビッドしました。 しかし、2Hリビッドしてから後悔しました。 パートナーが答えたSpadeに3枚のサポート、7枚のHeart、シングルトンのClub、 3Hというべきだった気がします。 パートナーがSAKとDQを持っていれば4Hはメイクします。 すると意外にもパートナーが3Cとビッドします。 この3Cはフォーシングです。 僕はSpade3枚のサポートがあります。 7枚のHeartも捨てがたいところです。しかし両方をいっぺんに示すことはできません。 3Hというビッドは3枚のSpadeを否定してしまうでしょう。 シングルトンのClubだって悪くはないはずです。 今度こそジャンプするときです。 4Sとジャンプしてビッドしました。 2Hとリビッドした中では最高のハンドを示しているつもりです。 するとパートナーが4NT。 これは直前のスートのローマン・キーカード・アスキングの約束になっているので、 Spadeをトランプとして答えます。 HAの1枚だけですから5C。 パートナーは次に5Dをビッドし、SQをたずねてきます。 僕はSQがあって、HKとDKがあります。 Heartの方が低い代でいえますから5Hとビッドしました。 するとパートナーは5NT。 これはキーカードの5枚が全て揃っているいることを示していて、 7への興味があることを意味しています。 僕はまだ示していなかったDKを示すため6Dとビッドしました。 Clubがシングルトンなので、Clubのセカンド・ラウンド・コントロールも持っています。 SJもあります。 僕は全て持っているのですから6Dと答える必要はなく、7Sをビッドするべきでした。 パートナーはしばらく考えてから7Sをビッドしました。 助かりました。 パス、パス、パスでパートナーの7Sに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S RHO sira LHO Kさん P 1H P 1S P 2H P 3C P 4S P 4NT* P 5C* P 5D* P 5H* P 5NT* P 6D* P 7S P P P// 4NT・・・SpadeのRKC。 5C・・・1枚か4枚のキーカードあり。 5D・・・SQアスキング。 5H・・・SQあり、HKあり。 5NT・・・キーカード5枚全てが揃いました。 6D・・・DKあり。CKなし。 オープニング・リードが決まると、パートナーは 「ごめん、いきすぎちゃった。多分ダウンすると思う。」 と一言。 僕は、ダミーを開きながら 「多分メイクすると思うんだけど。」と返しました。 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:AK954 H:Q D:A87 C:AQJ7 LHO RHO S:T862 S S:7 H:85 E W H:743 D:Q93 N D:JT642 C:K654 C:T932 sira_sawa S:QJ3 H:AKJT962 D:K5 C:6 オープニングリードのClubを勝ち、SQを勝つと両方フォローしたので、 13トリックをクレームしました。 7メイク。+1510点。 裏は、6SbyS 7メイクされ。−1010点。+11IMP。 パートナーはCKを持っていなかったので驚きです。 後からどうして7Sをビッドできたのか聞いたところ、 4Sへのジャンプから、Clubはシングルトンらしいと読んだそうです。 本来はこちらが7Sをビッドすべきでした。