sira_sawa - 10/08/31 01:58:14

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トランプを温存

2010年8月29日 セクショナル、チーム戦
BOARD:21(2nd Session)
DEALER:W
VUL:BOTH

今日のパートナーはKさんです。
チームメイトはSさん、Iさんです。
後半の5ラウンド目です。

EASTに座って以下のハンドが来ました。
	sira_sawa
	S:Q4
	H:J84
	D:A84
	C:KQJ32

右手が1番手で1NTオープンしました。
僕はパス。
左手が2Dとトランスファービッドをし、
右手が2Hとトランスファーを完了させました。
パス、パス、パスで右手の2Hに決まりました。

オークションは以下の通りとなりました。

 W   N   E   S 
Kさん RHO  sira  LHO
 P  1NT  P  2D*
 P  2H   P   P
 P//

2D・・・Heartへのトランスファー。

		Kさん
		S:
		H:
		D:
		C:
LHO			 RHO
S:T632	  W	 S:
H:T7532	 S+N	 H:
D:6		  E	 D:
C:A96		 C:
		sira_sawa
		S:Q4
		H:J84
		D:A84
		C:KQJ32

僕はオープニング・リードにCKを選びました。
ダミーが現れます。
乏しい内容のトランプです。
こういうときは、ディフェンスが3−3でHeartを持っていることが多い気がします。
ディクレアラーはトランプ2枚と想定します。
ダミーのDiamondはシングルトンですが、長いトランプでラフをされてもトリックは損しません。
逆刈りをしないでディフェンスが別々にトランプを使えれば、ディフェンスのトリックが増えそうです。

ディクレアラーはダミーのCAで勝ちました。
パートナーはC4、ディクレアラーはC8をフォローしました。
次にダミーからD6をリードして、D6−D7−DK−DAで僕が勝ちました。
CQをキャッシュすると、CQ−C6−C5−CTとなります。
パートナーはClubダブルトンなら、ハイ・ローとプレイしそうですし、
ディクレアラーのC8、CTはもうClubがなさそうです。
つまり、パートナーが3枚目のClubを持っているので、次にCJをリードすると
ディクレアラーにラフされてしまいます。
しかし、今からラフは阻止できませんし、ディクレアラーのおそらく2枚のトランプを
1枚に減らしてしまえば、ディクレアラーはトランプ刈りが難しくなります。

ディフェンスでクロスラフするためにも、CJを続けました。
ディクレアラーがH9でラフ。
DQをプレイしてダミーのS2を捨てます。
それから、SA、SKとキャッシュします。SKに僕のSQが落ちます。
ディクレアラーはさらにS7と続けました。
SJはパートナーにありそうです。僕はハンドからD8を捨てました。
パートナーがやはりSJで勝ち。

		Kさん
		S:
		H:
		D:
		C:
LHO			 RHO
S:−		  W	 S:
H:T7532	 S+N	 H:
D:−		  E	 D:
C:−			 C:
		sira_sawa
		S:−
		H:J84
		D:−
		C:32

ダミーからは1順もトランプがプレイされずに、最後にトランプが5枚残りました。
現在ディフェンスは3勝しています。
パートナーがDJをリードしてきます。
ディクレアラーはフォローして、僕がHJでラフします。
ダミーは小さいトランプしかありませんからH2でアンダーラフ。
ディクレアラーは、想定どおりなら、いえこのプレイなら、あと1枚しかないはずです。
あと2枚あるなら、SA、SKをプレイする前にHeartを2順プレイするはずですから。
僕はHeartをリードすることにしました。
もし、ディクレアラーのシングルトンがHKで、パートナーがHAQxと持っている場合には
HAをプレイしてくれるでしょうが、
ディクレアラーのシングルトンがHAのときには、パートナーがHKQxからHQをプレイすると損になります。
H4をリードして、H4−H5−HQ−HAでディクレアラーが勝ちました。
パートナーはスモールHeartではなく、HQをプレイしてしまったようです。
ディクレアラーはハンドからDiamondをプレイします。
トランプがなくてダミーに入ろうとしています。
僕は最後のH8でラフします。今度はダミーのHTでオーバーラフします。
パートナーはS9捨て。
ダミーにはH73の2枚が残り、パートナーのハンドにはHK6の2枚だったので
残り2トリックが取れました。
1ダウンさせ。+100点。

全体のハンドは以下の通りでした。

		Kさん
		S:J985
		H:KQ6
		D:J97
		C:754
LHO			 RHO
S:T632	  W	 S:AK7
H:T7532	 S+N	 H:A9
D:6		  E	 D:KQT532
C:A96		 C:T8
		sira_sawa
		S:Q4
		H:J84
		D:A84
		C:KQJ32

裏は、3DbyN 1ダウン。−100点。プッシュ。


sira_sawa - 10/08/23 23:53:51

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思いどおりのハンド

2010年8月22日 セクショナル、MP戦
BOARD:21(2nd Session)
DEALER:N
VUL:N−S

今日のパートナーはNさんです。
後半のラスト・ラウンドです。

EASTに座って以下のハンドが来ました。
	sira_sawa
	S:92
	H:AJ9852
	D:K97
	C:K6

2番手で1Hオープンしました。
左手パス。
パートナーが1Sレスポンスをします。
右手パス。
僕は2Hとリビッドをします。
するとパートナーが3Hへとレイズ。
僕は無理はせず、パスをして3Hに決まりました。

オークションは以下の通りとなりました。

 W   N   E   S 
Nさん RHO  sira  LHO
     P  1H   P
1S   P  2H   P
3H   P   P   P//

		Nさん
		S:AK743
		H:Q63
		D:JT5
		C:JT
LHO			 RHO
S:		  W	 S:
H:		 S―N	 H:
D:2		  E	 D:
C:			 C:
		sira_sawa
		S:92
		H:AJ9852
		D:K97
		C:K6

左手のオープニング・リードはD2でした。
リードの約束は4thベスト、トップオブナッシングなので、
ぼろ3であることはありません。
おそらくDQを持っているリードでしょう。
しかし、違和感があるのは、Clubリードが来なかったことです。
相手側に9枚もあるのでClubリードが来るのが自然にみえます。
リードしづらい配置、左手がCA、右手がCQというような、なのかもしれません。

ダミーからD5をフォローすると、右手がDAで勝ちました。
右手はD4を返してきます。
ここでハンドからD9を出すと左手のDQに抜けるでしょう。
どうせ負けるなら、後でスローインができるかもしれません。ここはDKで勝ちました。
S2−S5−SA−S6でダミーに入り、HeartをJackに向けてリードします。
H3−H4−HJ−HTでHJが勝ちました。
左手はどうやらHTシングルトンのようです。
もう一度SKでダミーに入って、右手のHKxを捕まえられます。
S9−ST−SK−S8でダミーに入りました。
HQ−H7−H2−C3でダミーのHQが勝ちました。

		Nさん
		S:743
		H:6
		D:J
		C:JT
LHO			 RHO
S:		  W	 S:
H:		 S―N	 H:
D:2		  E	 D:
C:			 C:
		sira_sawa
		S:−
		H:A985
		D:9
		C:K6

エントリーはダミーにあります。
右手にはHKが残りますが、左手はHeartを持っていません。
Spadeラフをして、左手がSpade3枚以下なら
左手にはDiamondとClubしか残りません。
スローインできるかもしれません。
ダミーからS3をリードして右手がSQ。ハンドのH5でラフすると、左手はSJをフォローしました。
3−3でした。
左手はSpadeもなくなりました。
ここでハンドからD9をリードして左手のDQに負けにいけば、左手はスローインにかかります。
左手からClubをリードすれば僕のCKが取れます。
左手はおそらくCA、Clubとプレイするでしょう。
そうでなく、Diamondの4枚目をプレイした場合には、ダミーからClubを捨て、ハンドでラフします。
次にCKをリードすると左手はCAで勝たねばならず、トランプの逆刈りができません。

完璧なプランを完成させるため、ハンドからD9をリードしました。
すると左手はD6。DQを持っていない??ダミーのDJに右手がDQで勝ちました。
なんたるや!
左手はぼろ4からのリードだったようです。
右手は当然HKをリードしてきます。
完全にClubが手出しになってしまいました。
Clubを2つ負けてジャストメイク。

全体のハンドは以下の通りでした。

		Nさん
		S:AK743
		H:Q63
		D:JT5
		C:JT
LHO			 RHO
S:JT5	  W	 S:Q86
H:T		 S―N	 H:K74
D:8632	  E	 D:AQ4
C:AQ753		 C:9842
		sira_sawa
		S:92
		H:AJ9852
		D:K97
		C:K6

CA、CQはどちらも裏にいたので元々2ルーザーでしたが、
DQをフィネスしなかった分だけ負けてしまいました。


sira_sawa - 10/08/09 20:49:44

コメント:

答えている場合ではない

2010年8月8日 セクショナル、チーム戦
BOARD:24(2nd Session)
DEALER:W
VUL:NONE

今日のパートナーはKさんです。
チームメイトはMさん、Kさんです。
後半の4ラウンド目です。

NORTHに座って以下のハンドが来ました。
	sira_sawa
	S:QJ3
	H:AKJT962
	D:K5
	C:6

2番手で1Hオープンしました。
左手パス。
パートナーが1Sレスポンスします。
右手パス。
僕は2Hリビッドしました。
しかし、2Hリビッドしてから後悔しました。
パートナーが答えたSpadeに3枚のサポート、7枚のHeart、シングルトンのClub、
3Hというべきだった気がします。
パートナーがSAKとDQを持っていれば4Hはメイクします。
すると意外にもパートナーが3Cとビッドします。
この3Cはフォーシングです。
僕はSpade3枚のサポートがあります。
7枚のHeartも捨てがたいところです。しかし両方をいっぺんに示すことはできません。
3Hというビッドは3枚のSpadeを否定してしまうでしょう。
シングルトンのClubだって悪くはないはずです。
今度こそジャンプするときです。
4Sとジャンプしてビッドしました。
2Hとリビッドした中では最高のハンドを示しているつもりです。
するとパートナーが4NT。
これは直前のスートのローマン・キーカード・アスキングの約束になっているので、
Spadeをトランプとして答えます。
HAの1枚だけですから5C。
パートナーは次に5Dをビッドし、SQをたずねてきます。
僕はSQがあって、HKとDKがあります。
Heartの方が低い代でいえますから5Hとビッドしました。
するとパートナーは5NT。
これはキーカードの5枚が全て揃っているいることを示していて、
7への興味があることを意味しています。
僕はまだ示していなかったDKを示すため6Dとビッドしました。
Clubがシングルトンなので、Clubのセカンド・ラウンド・コントロールも持っています。
SJもあります。
僕は全て持っているのですから6Dと答える必要はなく、7Sをビッドするべきでした。
パートナーはしばらく考えてから7Sをビッドしました。
助かりました。
パス、パス、パスでパートナーの7Sに決まりました。

オークションは以下の通りとなりました。

 W   N   E   S 
RHO  sira  LHO Kさん
 P  1H   P  1S
 P  2H   P  3C
 P  4S   P  4NT*
 P  5C*  P  5D*
 P  5H*  P  5NT*
 P  6D*  P  7S
 P   P   P//

4NT・・・SpadeのRKC。
5C・・・1枚か4枚のキーカードあり。
5D・・・SQアスキング。
5H・・・SQあり、HKあり。
5NT・・・キーカード5枚全てが揃いました。
6D・・・DKあり。CKなし。

オープニング・リードが決まると、パートナーは
「ごめん、いきすぎちゃった。多分ダウンすると思う。」
と一言。
僕は、ダミーを開きながら
「多分メイクすると思うんだけど。」と返しました。


全体のハンドは以下の通りでした。

		Kさん
		S:AK954
		H:Q
		D:A87
		C:AQJ7
LHO			 RHO
S:T862	  S	 S:7
H:85		 E W	 H:743
D:Q93	  N	 D:JT642
C:K654		 C:T932
		sira_sawa
		S:QJ3
		H:AKJT962
		D:K5
		C:6

オープニングリードのClubを勝ち、SQを勝つと両方フォローしたので、
13トリックをクレームしました。
7メイク。+1510点。

裏は、6SbyS 7メイクされ。−1010点。+11IMP。

パートナーはCKを持っていなかったので驚きです。
後からどうして7Sをビッドできたのか聞いたところ、
4Sへのジャンプから、Clubはシングルトンらしいと読んだそうです。
本来はこちらが7Sをビッドすべきでした。


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