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ディフェンスの機転 2009年10月12日 セクショナル、IMP戦 BOARD:12(2nd Session) DEALER:W VUL:N−S 午後のセッションの4ラウンド目です。 SOUTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:986 H:J D:QJT654 C:QT6 左手が1番手で1Cオープンしました。 パートナーが1Hとオーバーコールします。 右手がX。 僕はビッドできるほどよいハンドではありません。パスをしました。 左手が1S。 パートナーはパス。 右手が2NTをビッドして、左手が3NTへとレイズ。 右手の3NTに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S LHO Mさん RHO sira 1C 1H X P 1S P 2NT P 3NT P P P// 僕のオープニング・リードです。 よいDiamondを活かすためにDQリードをしたいところですが、 僕のハンドにエントリーがあるとは思えません。 パートナーがDKxを持っていたとしても、Diamondは走れそうにないので、 パートナー・スートのHJをリードすることにしました。 Mさん S: H: D: C: LHO RHO S:J54 N S: H:Q52 W|E H: D:AK8 S D: C:A543 C: sira_sawa S:986 H:J D:QJT654 C:QT6 ダミーが現れます。 ダミーからH2が引かれ、パートナーがH8、ディクレアラーがHKで勝ちます。 カモンのようですが、残念ながら僕からはもうリードすることができません。 ディクレアラーはハンドからD7をリードします。 僕はDTを出して損しませんし、DTを出さないときだけ損をする可能性がありますからDTをフォローしました。 ダミーのDAで勝ち。パートナーはD2をフォローしました。 パートナーはカウントシグナルを出してくれているので、ダブルトンなら大きいスポットカードをプレイしますから、 D2はシングルトンです。 次にディクレアラーはダミーからSJをリードします。パートナーがSQをカバーして、ディクレアラーのSAが勝ち。 今度はハンドからC8をリードしてきます。僕がC6をフォローするとダミーからC3。パートナーがCKで勝ちました。 パートナーから出てきたのはD9でした。カウントは奇数枚を示しますが、1枚ではなく3枚だったようです。 ディクレアラーはSpadeを捨てます。 僕は続けたいので、DJでオーバーテイクします。ダミーからはD8。 僕のDJを勝たせてもらえたので、僕はClubにエントリーがあることを知らせるために、D4をリードして ダミーのDKを追い出します。 ダミーからS4を引いてS4−ST−SK−S8となり、たしか、僕のS9がエスタブリッシュしたはずです。 CJリードにCQをカバーしてダミーのCA勝ち。 僕のハンドが全てウイナーになりました。 C4をリードしてきたので、僕がCTで勝ち、DQ、D6、D5、S9とクレームしました。 3ダウンさせ。 僕のハンドで6トリックも取れました。 全体のハンドは以下の通りでした。 Mさん S:QT2 H:AT843 D:932 C:K7 LHO RHO S:J54 N S:AK73 H:Q52 W|E H:K976 D:AK8 S D:7 C:A543 C:J982 sira_sawa S:986 H:J D:QJT654 C:QT6 後で、パートナーにどうしてD9にスイッチしたのか聞いたところ、 僕がDTをフォローしたからだそうです。 そしてSTのプレイは、スローインにあわないためのアンブロックです。
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ハイスコア・ボード 2009年10月25日 セクショナル、IMP戦 BOARD:8(2nd Session) DEALER:W VUL:NONE 今日のパートナーはMさんです。 午後のセッションの8ラウンド目です。 SOUTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:AKT8543 H:2 D:A62 C:A3 コントロールのある強いハンドです。 パス、パス、パスで回ってきました。 SAKQxxxxなら4ルーザーと数え2Cオープンできますが、 このハンドで2Cオープンはいいすぎでしょう。 1Sオープンしました。 左手パス。 パートナーは驚くことに2Cをビッドしました。 これはドゥルーリーの約束で、Spadeサポートのあるインビテーションハンドを示します。 右手パスの後、僕はフルオープンを示す2Dをビッドしました。 するとパートナーは3Sへとジャンプ。 この展開は取り決めがありませんが、よいハンドなのでしょう。 僕はすべてのスートにコントロールを持っていますから、RKCとなる4NTをビッドしました。 パートナーのレスポンスは5C。 1キーカードであり、キーカードが全て揃ったことを念入りに2回確認して、 Queenアスキングとなる5Dをビッドしました。 嬉しいことに6Cが返ってきます。SQ+CKを示します。 パートナーは1キーカード、つまりHAを持っていますから、既に11トリックが見えています。 パートナーにもういくつかあれば7があるかもしれないとパートナーのハンドを検討してみると、 SQ、HA、CKで既に9HCPあります。HKやDKがないのは明らかです。 あれば12HCPでオープンしていますから。 もしかしたらパートナーはDQがなく、Diamondダブルトンでもなく、 Diamondに2ルーザーあるかもしれません。 6Sをビッドし、僕の6Sに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S LHO Mさん RHO sira P P P 1S P 2C* P 2D* P 3S P 4NT* P 5C* P 5D* P 6C* P 6S P P P// 2C・・・Spadeサポートあり。10−11HCP。 2D・・・フル・オープン。 4NT・・・SpadeのRKC。 5C・・・14キーカード。 5D・・・SQアスキング。 6C・・・SQあり。CKあり。 Mさん S:QJ6 H:AJT D:753 C:KT65 LHO RHO S: N S: H:4 W E H: D: S D: C: C: sira_sawa S:AKT8543 H:2 D:A62 C:A3 左手のオープニング・リードはH4でした。 ダミーが現れます。 ほんとうにDiamondに2ルーザーありました。 Heartが2枚あれば、Heartのダブル・フィネスをしてほとんどメイクできていたでしょうに。 しかし、後悔しても始まりません。 ディフェンスミスを含め、最も可能性が高そうなプランを考えます。 ウイナーが11個あるので、1つ負けておいて偽スクイズに持ち込むのが最有力です。 HAを取り、Diamondを1回ダック。 DiamondリターンをDAで勝ち、トランプでダミーに入り、Heartラフ。 Spadeを走ると、左手がHeartとClubのポジショナル・スクイズになります。 このプランでは左手がHKQの両方を持っていて、かつ、5枚以上のClubを持っていれば必ずメイクしますが、 左手がHKQを両方持っていることはありえないでしょう。 アナーはたいてい分かれていますから。 そうだ、Heartをフィネスしてはどうでしょう。 右手のアナーに抜けますが、そうするとHeartアナーを守れるのは左手だけになります。 これなら左手がHeartアナーと5枚以上Clubを持っているという条件でメイクします。 もし、Club4枚だったとしても右手が誤ってClubを1枚でも捨ててしまうと本当のスクイズにかかります。 決めました。 ダミーからHJを引きます。右手からHQ。僕はハンドからH2を出します。 HQが勝つわけがないと先入観があったのか、HQで勝った右手は不意を突かれた感じでしたが、 すぐにDJをリードしてきました。 僕はハンドのDAで勝ち、S3をリードして、SQ、SJと勝ちます。 右手は2順フォローし、左手は1順フォロー。2順目にH3を捨てました。 トランプが刈りあがりましたが、ダミーから最後のトランプを引いて、Spadeを全てキャッシュします。 Spadeの3順目に、右手はD8を捨て、左手はH6を捨てました。 4順目は、左手D4、ダミーD5、右手C2。 5順目は、左手C4、ダミーC5、右手C8。 6順目は、左手C7、ダミーD7、右手DT。 ディフェンスは意外にもClubを2枚ずつ捨ててくれています。 何を守ればよいのか混乱しているようでもあります。 最後のトランプに、ダミーから捨てるのはHTでよさそうです。 左手DQ、ダミーHT、右手H5となりました。 CAをキャッシュすると右手からCJが落ち、C3をリードするとCQが出てきました。 ダミーにはCKTHAが残っていますから後全部とれます。6メイク。 全体のハンドは以下の通りでした。 Mさん S:QJ6 H:AJT D:753 C:KT65 LHO RHO S:9 N S:72 H:K7643 W E H:Q985 D:Q94 S D:KJT8 C:Q974 C:J82 sira_sawa S:AKT8543 H:2 D:A62 C:A3 最後の5枚は以下のようになっていました。 Mさん S:− H:AT D:− C:KT6 LHO RHO S:− N S:− H:K7 W E H:985 D:Q S D:K C:Q9 C:J sira_sawa S:5 H:− D:62 C:A3 左手は、Heartを守らなければならないため、Clubは守りきれません。 右手が3枚のClubをしっかり守らなければなりませんでした。 さらに、左手がHKシングルトンにしていた場合、最後のトランプにダミーからHTを捨てるかC6を捨てるか ゲスになるのを避けるため、4トリック目のSQの後、HAをキャッシュしておいたほうがよく、 そのほうがディフェンスが難しくなります。 Mさん S:− H:T D:− C:KT6 LHO RHO S:− N S:− H:K W E H:− D:Q S D:K C:Q9 C:J82 sira_sawa S:5 H:− D:6 C:A3 Heartは左手しか守れず、Clubを同時に守ることはできないので、右手がClubを守ります。 右手はDiamondを同時に守ることはできないので、左手がDiamondを守ります。 右手が1枚でもClubを捨ててしまうとアウト、 左手がDiamondを捨てきってしまうとアウトです。 実は、スクイズ・ディフェンスの格言「どちらでも守れる可能性があるときには左手が守る」どおりに、 ClubはEAST、DiamondはWESTが守ればよいのですが。
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ノンバルではどうだ 2009年10月12日 ナショナル、MP戦 BOARD:8(2nd Session) DEALER:W VUL:NONE 午後のセッションの最後から2つ目のラウンドです。 WESTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:85 H:T7 D:AQ862 C:AK43 1番手で1Dオープンしました。 左手パス。 パートナーは3Dとレスポンスしました。これはインビテーションの約束です。 僕はメジャーが止まっておらず、単なるオープン点ハンドです。 パートナーがNTをビッドできないときには3NTをやるつもりはありません。 パスをしようとしていたところ、右手が4Sとオーバーコール。 状況が一変しました。僕は4Sのディフェンスをしたくありません。 僕のマイナーの3ウイナーは3つ取れる保証はありません。せいぜい2つがいいところでしょう。 それに加えてパートナーのメジャーのアナーはつかまる位置にあります。 4Sができるのが目に見えています。僕は5Dをビッドして4Sをサクリファイスすることにしました。 すると左手がX。 パス、パス、パスで僕の5DXに決まりました。 この2日間で4回目です。以前の3回はバルですべてメイクでしたが、ノンバルではどうでしょう。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S sira LHO Kさん RHO 1D P 3D 4S 5D X P P P// Kさん S:A6 H:843 D:KJT94 C:T98 LHO RHO S: E S: H:K N S H: D: W D: C: C: sira_sawa S:85 H:T7 D:AQ862 C:AK43 左手のオープニング・リードはHKでした。 ダミーが現れます。 だいぶがんばった3Dです。 ルーザーはSpade1つ、Heart2つ、Club1つの計4つですが、 右手のDiamondはボイド模様です。ディフェンスに回れば、取れるのはSpade1つ、Club2つで 4Sはメイクするので5DXが2ダウンしても引き合っています。 Clubが3−3ならClubの4枚目でSpadeを消すことができますが、間に合うでしょうか。 ダミーからH3をフォローすると、右手がH6をプレイ。僕はハンドからH7を出します。 次に左手がHAをプレイし、HA−H4−H5−HTとなりました。 そして左手は3順目のHeartをリードし、右手からHJ、僕はこれをD2でラフしました。 DAをプレイすると、右手はやはりショウアウト。Spadeを捨てます。 次にD6をプレイしてダミーのDTで勝ちます。 後でトランプで行き来できるように3順目のトランプはダミーからDJを出し、ハンドからD8を出しました。 ダミーにDK9、ハンドにDQが残ります。 ダミーからCTを引くと右手がCJをカバー。これをハンドのCAで勝ちます。 Kさん S:A6 H:− D:K9 C:98 LHO RHO S: E S: H: N S H: D: W D: C: C: sira_sawa S:85 H:− D:Q C:K43 次にハンドからC3を出すと、左手はしばらく考えてからスモールをプレイ。 ダミーからC8を出すと、右手がショウアウトしてC8が勝ちました。 CAを取って、最後にSpadeを1つ負けますとクレーム。1ダウン。 伝説は1日にして終了、あっさりダウンしてしまいました。 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:A6 H:843 D:KJT94 C:T98 LHO RHO S:7 E S:KQJT9432 H:AK92 N S H:QJ65 D:753 W D:− C:Q7652 C:J sira_sawa S:85 H:T7 D:AQ862 C:AK43 なお、8トリック目に左手がCQを出してSpadeを返しても同じで、 SAで勝ち、C9をアンブロックして、DQでハンドに戻り、CAでS6を消すので1ダウンで済みます。 オープニングリードにSpadeを選べば2ダウンの可能性がありました。 まだ話は終わりませんでした。 5DX1ダウンは単独トップボードというおまけがありました。 ほとんどのテーブルでは4Sをサクり損ねて5メイクされていました。
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伝説のコントラクト 2009年10月12日 ナショナル、MP戦 BOARD:3(1st Session) DEALER:S VUL:E−W 今日のパートナーはKさんです。 午前のセッションの最終ラウンドです。 WESTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:A75 H:T973 D:AJ842 C:A 右手が1番手で1Hオープンしました。 僕はVULであまりよくないかもしれませんが、2Dオーバーコールしました。 左手が3Dとキュービッドします。 するとパートナーが5Dと一気にジャンプします。 こちらだけVULで作るつもりならよいですが、2ダウンしたらアウトです。 パス、パスと続き、左手がX。 パス、パス、パスで僕の5DXになりました。 なんと昨日に続き、3度目の5DXです。しかも以前の2回はVULで今回もVULです。 VULの5DXは縁起がいいのでメイクするのではないでしょうか。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S sira LHO Kさん RHO 1H 2D 3D 5D P P X P P P// Kさん S:T842 H:− D:QT9753 C:J96 LHO RHO S: E S: H: N|S H: D: W D: C:7 C: sira_sawa S:A75 H:T973 D:AJ842 C:A 左手のオープニング・リードはC7でした。 ダミーが現れます。 理想的なダミーです。点数がなく、Diamondが大量。 もし、4Hのディフェンスをすると、CAとSAの2つとDAが取れるかどうかで、メイクされます。 1ダウンしたとしても引き合っています。 Diamondは11枚フィットなので、DAと叩くほうが確か52%でわずかによかったはずです。 ダミーからC6を引くと右手からCK。これをハンドのCAで勝ちます。 DAをキャッシュすると左手からDKが落ち、右手もDxをフォローしました。 トランプが刈りあがったので、Spadeを2つ負けますとクレーム。 ジャストメイク。 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:T842 H:− D:QT9753 C:J96 LHO RHO S:J96 E S:KQ3 H:AJ82 N|S H:KQ654 D:K W D:6 C:QT872 C:K543 sira_sawa S:A75 H:T973 D:AJ842 C:A 5DXを3回連続メイクしました。 この記録はどこまで続くでしょうか。次が楽しみです。
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できるコントラクト 2009年10月11日 セクショナル、チーム戦 BOARD:15(2nd Session) DEALER:S VUL:N−S 午後のセッションの6ラウンド目です。 NORTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:42 H:9 D:AJ9843 C:AKQ6 僕は3番手で1Dオープンしました。 左手が1Hオーバーコール。 パートナーが1Sとレスポンスします。 右手は2Hとレイズ。 僕は相手のスートのHeartが短いのもプラス要素で、3Cとビッドしました。 すると左手が一気に4Hレイズ。 パートナーが5D。 右手がX。 どっちが強いのかよく判りません。 パス、パス、パスで僕の5DXに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S RHO sira LHO ryo_hw P P 1D 1H 1S 2H 3C 4H 5D X P P P// ryo_hwさん S:KT653 H:T86 D:KT752 C:− LHO RHO S: S S: H:A E|W H: D: N D: C: C: sira_sawa S:42 H:9 D:AJ9843 C:AKQ6 左手のオープニング・リードはHAでした。 ダミーが現れます。 点数は二人で20HCPしかないものの、コントラクトの成否はSKが取れるかどうかだけにかかっています。 Diamondは11枚フィットなのでノールーザーです。 HAの後、SQやSJにスイッチされるときはダウンと思ってびくびくしていましたが、 HAの後、続いたのはHxでした。 これをラフして、DK、DAと刈り上げ(左手ボイド、右手Qx)、 CAKQでダミーのSpadeを3つ捨てます。 そしてダミーのSKが取れることを祈ってS2を出すと左手がSAを出してくれました。 5メイク。+950点。 どうやら今日は5DXがメイクできる日のようです。 全体のハンドは以下の通りでした。 ryo_hwさん S:KT653 H:T86 D:KT752 C:− LHO RHO S:A9 S S:QJ87 H:AQ7543 E|W H:KJ2 D:− N D:Q6 C:T9873 C:J542 sira_sawa S:42 H:9 D:AJ9843 C:AKQ6 裏は、5DbyN 6メイクされ。−620点。+4IMP。 20HCPずつに別れ、Diamond11枚フィット側に11トリック、Heart9枚フィット側に9トリックでした。
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メジャー・ダブル・フィット 2009年10月11日 セクショナル、チーム戦 BOARD:20(2nd Session) DEALER:W VUL:BOTH 今日のパートナーはryo_hwさんです。 チームメイトはMさん、Kさんです。 午後のセッションの2ラウンド目です。 NORTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:− H:J62 D:AJT762 C:AK83 右手が1番手で1Sオープンしました。 僕は2Dオーバーコールをします。 左手が2Sとサポートします。 パートナーも3Dとサポートしました。 オープナーの右手は3Hをビッドします。 アラートは出ませんでしたが、おそらくHeartは保証しない4Sへのインビテーションに使っていると思われます。 Heartを持っていても、持っていなくても構いません。僕は4Cをビッドしました。 すると左手が4Hへとレイズします。 Heartを6枚は持っているべきビッドです。 4Hのディフェンスなら僕がSpadeラフをして、ダウンさせられそうですが、オープニングリードは僕です。 すると、パートナーが5Dをビッド。おそらくサクリファイスしているのでしょう。 しかし、パートナーはHeartが1枚程度のはずで、もしかするとメイクできるかもしれません。 右手がパスして、僕もパスすると、左手がXをします。 パス、パス、パスで僕の5DXに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S RHO sira LHO ryo_hw 1S 2D 2S 3D 3H 4C 4H 5D P P X P P P// ryo_hwさん S:J8754 H:7 D:Q983 C:T72 LHO RHO S:9 S S: H: E+W H: D: N D: C: C: sira_sawa S:− H:J62 D:AJT762 C:AK83 左手のオープニング・リードはS9でした。 ダミーが現れます。 やはりHeartは1枚でした。 点数はないものの、形がよく、Diamondが5枚なら楽勝でした。 僕はハンド基準でHeartを2回ラフ、Clubを1回ラフする計画です。 Heart1つ、Club1つは負けるので、トランプをノールーザーに済ませる必要があります。 DKはどちらでしょうか。 オークションから、Spadeは左手3枚右手5枚、 Heartは左手6枚右手3枚か、左手5枚右手4枚です。 右手がXをせず、左手が積極的にXをしたことから左手にありそうな気がします。 (左手は5Dをパスすることができたはずです) 左手のDKシングルトンに期待することにしました。 ダミーからS4を引くと右手がSKをフォロー。ハンドのD2でラフします。 トランプを1順刈ってからHeartを負けに行くと、逆狩りされてラフできる回数が減ってしまうので、 先にHeartを負けに行きます。 ハンドからH2を出すと左手がH9で勝ち、右手がスモールをフォローしました。 勝った左手はC9にスイッチ。 SpadeもHeartも駄目ならClubが取れるだろうという考えでしょうが、僕にとっては好都合です。 ハンドにC8がありますから、ダミーのCTをカバーしました。 すると右手がCJをフォロー。ハンドのCAで勝ちました。 そしてDAをキャッシュすると右手からDKが落ちてきました。結果、トランプはノールーザーですみます。 CQは右手にマークできます。ダミーからハンドのCK8に向けてClubを引けばClubをラフしなくとも Clubは1ルーザーに済ませることができます。もしClubが3−3なら4枚目も取れます。 DJ→DQとプレイして左手の2枚目のトランプを刈りつつダミーに入ります。 ダミーからC7を引くと、右手はノンカバー。C7が勝ちました。 あとはC2→CK8へ向けてフィネスをし、Heartを2つラフして全部とれます。 6メイク。+950点。 全体のハンドは以下の通りでした。 ryo_hwさん S:J8754 H:7 D:Q983 C:T72 LHO RHO S:QT9 S S:AK632 H:AQT943 E+W H:K85 D:54 N D:K C:96 C:QJ54 sira_sawa S:− H:J62 D:AJT762 C:AK83 裏は、5DbyN 1ダウンさせ。+100点。+14IMP。
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大きいトランプでのラフ 2009年10月4日 セクショナル、チーム戦 BOARD:18(1st Session) DEALER:E VUL:N−S 今日のパートナーはNさんです。 チームメイトはY先生、Tさんです。 EASTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:92 H:J63 D:AQT53 C:K74 1番手でパスをしました。 左手が1Cオープン。 パートナーはパス。 右手が1Dレスポンスをしました。 僕はパス。 左手が1Sリビッドすると、右手が3Sへとジャンプ。 左手が4Sをビッドし、左手の4Sに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 W N E S Nさん RHO sira LHO P 1C P 1D P 1S P 3S P 4S P P P// Nさん S: H:2 D: C: LHO RHO S: W S:7654 H: S―N H:AKT D: E D:9742 C: C:A3 sira_sawa S:92 H:J63 D:AQT53 C:K74 パートナーのオープニング・リードはH2でした。 ダミーが現れます。 ビッドしたところに点がないというおもしろいハンドです。 パートナーのH2は4枚きっかりで、それゆえにディクレアラーのHeartは3枚。 Spadeは4枚を示しています。 4−3−2−4、4−3−1−5あたりでしょう。もしかしたら5−3−0−5かもしれません。 点数は、ダミーに11HCP、僕が10HCPなので、残り19HCPです。 14HCPはあるでしょう。このときはパートナーは5HCPになります。 ディクレアラーはダミーからHAを引いて勝ちました。 次にS4をリードします。S4−S2−SJ−SKでパートナーが勝ちました。 パートナーはD6にスイッチ。ダミーのD2に僕がDAを出すと、ディクレアラーがS3でラフ! ディクレアラーはDiamondボイドでした。 そして、パートナーはSK、DKJの7点が明らかになりました。 ディクレアラーは12HCPということになります。 ディストリビューションは、4−3−0−6か、5−3−0−5です。 ディクレアラーはSAをキャッシュし、次にClubをプレイし、ダミーからCA、C3とします。 パートナーからはC9が出たので、パートナーはあとCQだけになっているかもしれません。 しかし、CJかもしれません。僕はCKをあがっておくべきでしょう。 さもなくばCKはラフアウトされてしまいます。 CKで勝つと、パートナーからはCTが落ちました。 僕ができることはDiamondをリードすることです。 D3をリードするとディクレアラーがSQでラフ。どうやら最後のトランプのようです。 ディクレアラーの次のリード、CQをパートナーがSTでラフ。 ダミーはオーバーラフできず、D7捨て。しかし、パートナーのDKキャッシュが間に合います。 Spade2つ、Club1つ、Diamond1つを取って1ダウンさせ。+100点。 全体のハンドは以下の通りでした。 Nさん S:KT8 H:9842 D:KJ86 C:T9 LHO RHO S:AQJ3 W S:7654 H:Q75 S―N H:AKT D:− E D:9742 C:QJ8652 C:A3 sira_sawa S:92 H:J63 D:AQT53 C:K74 裏は、4SbyN 5メイク。+650点。+13IMP。 他の7テーブルでは、すべてNORTHかSOUTHの4Sで、すべて5メイクでした。 どうやって5メイクするのでしょうか。 Diamondでフォーシングされるとコントロールを失うので、Spadeフィネスをしないで、 Clubエスタブリッシュをする必要があります。 ディクレアラーが先にSpadeフィネスをしてしまっても、 WESTがDiamondにスイッチしそびれるとメイクされてしまいます。