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ダブルトンでよかった ２００５年１１月２７日 リジョナル、チーム戦 ＢＯＡＲＤ：１４（５ｔｈ Ｒｏｕｎｄ） ＤＥＡＬＥＲ：Ｅ ＶＵＬ：ＮＯＮＥ ＳＯＵＴＨに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：ＡＫＱＪ８ Ｈ：８６ Ｄ：７６５ Ｃ：９６５ パートナーが４番手で１Ｈオープンしました。 右手が１Ｓオーバーコール。 僕はこのハンドで、パスをしました。 パートナーがバランシングＸをしてくれることを期待します。 パートナーが２Ｃや、２Ｄの時には残念と思いながら２Ｈにプリファーするつもりです。 左手パス。 パートナーは２Ｈをビッドしました。 右手パス。 パートナーがＳが短いのは当然ですが、Ｈが６枚以上というビッドです。 僕はＳはがちがちに止まっていますが、このぼろ３のマイナー２つでＮＴはビッドしたくありません。 パートナーがディクレアラーを取ったほうが有利でしょう。 ３Ｈへとレイズしました。 パートナーが４Ｈへとレイズし、最終コントラクトは４Ｈに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ ＬＨＯ Ｍさん ＲＨＯ sira Ｐ Ｐ Ｐ １Ｈ １Ｓ Ｐ Ｐ ２Ｈ Ｐ ３Ｈ Ｐ ４Ｈ Ｐ Ｐ Ｐ／／ Ｍさん Ｓ： Ｈ： Ｄ： Ｃ： ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ： Ｎ Ｓ：Ｔ Ｈ： Ｗ Ｅ Ｈ： Ｄ： Ｓ Ｄ： Ｃ： Ｃ： sira_sawa Ｓ：ＡＫＱＪ８ Ｈ：８６ Ｄ：７６５ Ｃ：９６５ オープニングリードはＳＴでした。 ここでふと気づきました。僕のハンドへのエントリーはＳだけです。 パートナーのＳがシングルトンなら、おそらく左手はＳ２枚なので、 ＳＫで何かを消して、あとはサイドスートでの勝負となります。 そうでなくて、パートナーのＳがダブルトンなら、おそらく左手のＳがシングルトンで、 早くトランプを刈り上げてしまわないと、左手にＳをラフされて、しかも、二度とダミーに入れなくなります。 パートナーはＳＡで勝ち、Ｈ６を引きます。 ＨＡを取り、Ｈ２をリードすると、右手からＨＫ、左手からＨＱ。 ＨＫで勝った右手はＣＡを取ります。左手からＣ２、ディクレアラーからＣＱ。 右手は今度はＤＡを取ります。左手からやっぱりＤ２、ディクレアラーからＤスモール。 ここでクレーム。４メイク。＋４２０点。ナイス・プレー。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｍさん Ｓ：５３ Ｈ：ＡＪ９７５４２ Ｄ：Ｋ４ Ｃ：ＫＱ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：６ Ｎ Ｓ：Ｔ９７４２ Ｈ：Ｑ３ Ｗ Ｅ Ｈ：ＫＴ Ｄ：ＱＪＴ２ Ｓ Ｄ：Ａ９８３ Ｃ：ＪＴ８７４２ Ｃ：Ａ３ sira_sawa Ｓ：ＡＫＱＪ８ Ｈ：８６ Ｄ：７６５ Ｃ：９６５ ダブルダミーでは、ＨＡのときに、ＨＫをドロップすると、 ＨＱでＷＥＳＴに入り、ＤＱをリードすることで、 Ｈ１、Ｄ２、Ｃ１と取って１ダウンします。 裏は、３ＮＴｂｙＳ ２ダウンさせ。＋１００点。＋１１ＩＭＰ。
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気づきにくい習性 ２００５年１１月２７日 リジョナル、チーム戦 ＢＯＡＲＤ：１９（１ｓｔ Ｒｏｕｎｄ） ＤＥＡＬＥＲ：Ｓ ＶＵＬ：Ｅ−Ｗ 今日のパートナーはいつものＭさんです。 チームメイトはＴさん、Ａさんです。 ＳＯＵＴＨに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：ＡＫＪＴ Ｈ：Ｔ８５ Ｄ：Ｔ４ Ｃ：５４３２ １番手でパスをしました。 右手が４番手で１ＮＴオープン。 左手が２Ｃ。 右手は２Ｈ。 左手２ＮＴ。 右手３Ｈ。インビテーションに乗るハンドで、Ｈが５枚なのでしょう。 左手が３ＮＴ。 最終コントラクトは３ＮＴに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ ＬＨＯ Ｍさん ＲＨＯ sira Ｐ Ｐ Ｐ １ＮＴ Ｐ ２Ｃ Ｐ ２Ｈ Ｐ ２ＮＴ Ｐ ３Ｈ Ｐ ３ＮＴ Ｐ Ｐ Ｐ／／ Ｍさん Ｓ： Ｈ： Ｄ： Ｃ： ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：９７５４ Ｎ Ｓ： Ｈ：Ｊ４ Ｗ―Ｅ Ｈ： Ｄ：ＡＱ５２ Ｓ Ｄ： Ｃ：Ｑ９８ Ｃ： sira_sawa Ｓ：ＡＫＪＴ Ｈ：Ｔ８５ Ｄ：Ｔ４ Ｃ：５４３２ ２ＮＴはＳ４枚を持っている約束とのこと。 僕はＳＫをリードしたいのですが、 ダミーがＳＱを持っていると、僕がＳＫをリードしたがために、 ＳＱを取られてしまうかもしれません。 しかし、僕がＳＫをリードしなくとも、ダミーがにＳＱがある場合は、ＳＱが勝つことを阻止できません。 僕はＳＫをオープニングリードに選択しました。 ダミーが現れます。 ＳＱがありません。コントラクトが落とせる望みが出てきました。 ＳＫ−Ｓ４−Ｓ２−Ｓ３。 ディクレアラーはＳＱｘのような気がしますが、確証はどこにもありません。 僕が欲しいのはパートナーのアティテュードではなく、カウントでした。 ＳＫではなく、ＳＡをリードすべきだったと後悔します。 僕からはＳをリードできません。 パートナーがＤＫを持っているときは、いつでもとれますから、Ｃ２にスイッチしました。 Ｃ２−Ｃ８−ＣＴ−ＣＡ。 ディクレアラーがＣＡで勝ちました。 ディクレアラーはＤをリードして、ダミーのＡで勝ちました。 ダミーからＨＪをリードします。 パートナーがＨＱをカバーして、ディクレアラーがＨＫで勝ちました。 ディクレアラーはＨＡを続けます。 ＨＡ−Ｈ８−Ｈ４−Ｈ３。 さらにＨ３−３ブレイクを期待して、Ｈ２を続けてきました。 Ｈ２−ＨＴ−Ｄ２−Ｈ９。 僕が勝ってしまいました。ＨＫのときに、パートナーにＨ９を期待してＨＴをアンブロックするべきだったのかもしれません。 僕は今までの経過をいろいろ思い出しながら考えます。 パートナーはＳにカモンをしなかったので、ＳＱはディクレアラーです。 ＤＫはプレイからして、持っていそうです。ＣＫは？ ＣＫは持っていなさそうです。 右手はＨＡＫを持っていて、勝つときに、ＨＫから勝ちましたが、 Ｃは最初にＣＡで勝ちました。 続いたアナーは下から勝つ習性があるとするならば、ＣＫを持っていたら、ＣＫで勝つはずですから、 すぐにＣＡで勝ったということはＣＫを持っていません。 僕はＣ３をリードしました。 ダミーからＣ９がフォローされて、パートナーのＣＪが勝ちました。 パートナーはＣＫを取ります。ディクレアラーはフォローしました。ダミーのＣＱが落ちます。 そして、パートナーからＳが返って来ます。 ディクレアラーがＳＱをフォロー。ＳＡ、ＳＪ、ＳＴ、Ｃ５と取りました。 ４ダウンさせ。＋４００点。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｍさん Ｓ：８６２ Ｈ：Ｑ９３ Ｄ：Ｊ７６３ Ｃ：ＫＪＴ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：９７５４ Ｎ Ｓ：Ｑ３ Ｈ：Ｊ４ Ｗ―Ｅ Ｈ：ＡＫ７６２ Ｄ：ＡＱ５２ Ｓ Ｄ：Ｋ９８ Ｃ：Ｑ９８ Ｃ：Ａ７６ sira_sawa Ｓ：ＡＫＪＴ Ｈ：Ｔ８５ Ｄ：Ｔ４ Ｃ：５４３２ 裏は、２ＨｂｙＥ ２メイク。＋１１０点。＋１１ＩＭＰ。 ＨＡＫ、ＳＱ、ＤＫ、ＣＡが分かれば、これで１６点。 ＨＣＰをカウントしていればすぐに分かることでした。
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完璧までもう一歩 ２００５年１１月２０日 ウイークリー朝、ＩＭＰ戦 ＢＯＡＲＤ：１３ ＤＥＡＬＥＲ：Ｎ ＶＵＬ：ＢＯＴＨ 今回のパートナーはＮさんです。 ＳＯＵＴＨに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：Ｑ７５２ Ｈ：９ Ｄ：Ｑ９８６ Ｃ：Ａ８７２ パス、パスでまわってきました。 残念ながらオープンできません。 パスをすると、左手が２ＮＴオープンしました。 パートナーパス。 右手が３Ｄ。これはトランスファーのようです。 左手が３Ｈ。 右手が３ＮＴをビッドし、パス、パス、パスで最終コントラクトは左手の３ＮＴに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ ＬＨＯ Ｎさん ＲＨＯ sira Ｐ Ｐ Ｐ ２ＮＴ Ｐ ３Ｄ＊ Ｐ ３Ｈ＊ Ｐ ３ＮＴ Ｐ Ｐ Ｐ／／ Ｎさん Ｓ：Ｔ Ｈ： Ｄ： Ｃ： ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ： Ｎ Ｓ：Ｊ８ Ｈ： Ｗ＋Ｅ Ｈ：ＫＪ７６２ Ｄ： Ｓ Ｄ：ＪＴ５ Ｃ： Ｃ：Ｊ９６ sira_sawa Ｓ：Ｑ７５２ Ｈ：９ Ｄ：Ｑ９８６ Ｃ：Ａ８７２ パートナーのオープニングリードはＳＴでした。 ダミーが現れます。 ディクレアラーはＨ３枚持っていないことから、パートナーが５枚Ｈを持っているようです。 点数は左手が２１点前後。ダミーに７点。僕が８点。合計３６点で、 パートナーは４点前後です。 ＡＴ９ｘか、ＫＴ９ｘからのリードと思われます。 ダミーからＳＪがフォローされます。 僕はＳＱをフォローします。ディクレアラーがＳＫで勝ちました。 そして、ディクレアラーはＨＱをリードしました。 Ａがなさそうなプレイです。パートナーはスモールをフォローします。 僕はシングルトンのＨ９をフォロー。 次にディクレアラーはＨＴをリード。パートナーがＨＡで勝ちました。 まずは、第１の難関突破です。 ダミーのＨを活用するにはサイドスートでダミーに入らなければなりません。 僕はディスカードの必要があります。 ＣＡを示したほうがよいと思い、Ｃ８をディスカードしました。 パートナーがＳ９をリードしてきました。 パートナーはＨＡを持っていましたから、点数を考えるとＳＡは持っていません。 Ｓ９−Ｓ８−Ｓ２−Ｓ３。 パートナーのＳ９が勝ちました。 ダミーのＳ８が落ちたので、僕のＳ７は、ＳＡを追い出せば勝てるトリックとなりました。 パートナーはＳ６を続けます。 ダミーからはＨをディスカード。 僕はＳ７５とありますから、Ｓ６をＳ７でオーバーテイクしました。 もし、パートナーが３枚Ｓでも大丈夫です。 すると、左手がＳＡで勝ちました。 そして、ディクレアラーはＣＫをリードしてきました。 パートナーはＣ３をフォロー。ダミーからＣ６。 僕はＣＡを出すと、ＣＪでダミーに入って、Ｈを取られてしまうので、ＣＡを出すわけにはいきません。 Ｃ２をフォローしました。 ディクレアラーがＣＱを続けます。パートナーはＣ５をフォロー。 パートナーのＣは奇数枚のようです。僕はＣ７をフォローして、ＣＱを勝たせました。 ディクレアラーはＣを続けます。パートナーはショウアウト。僕のＣＡが勝ちました。 そして、Ｓ５をとります。ディクレアラーからはＳ４が出ます。 ４トリックを取りましたが、僕はＤしか持っていません。 ＤＱ９８６からリードしなければなりません。 Ｃを捨てていれば、ＣでＥＸＩＴできました。Ｃでなく、Ｄを捨てておくべきだったと後悔しますが、すでに遅し。 しらんぷりして瞬時にＤ６をリードします。 ディクレアラーがＤＫを出して勝ちました。ラッキー。 ＣＴ、ＤＡと取りましたが、最後のＤは僕のＱが勝ちました。１ダウンさせ。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｎさん Ｓ：Ｔ９６ Ｈ：Ａ８５４３ Ｄ：４３２ Ｃ：５３ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：ＡＫ４３ Ｎ Ｓ：Ｊ８ Ｈ：ＱＴ Ｗ＋Ｅ Ｈ：ＫＪ７６２ Ｄ：ＡＫ７ Ｓ Ｄ：ＪＴ５ Ｃ：ＫＱＴ４ Ｃ：Ｊ９６ sira_sawa Ｓ：Ｑ７５２ Ｈ：９ Ｄ：Ｑ９８６ Ｃ：Ａ８７２ 僕はＨＡの下に、Ｃでなくて、Ｄをディスカードすると完璧なディフェンスでしたが、 Ｄが正しいと分かることができたでしょうか？ 答えはイエス。 パートナーからＨＡが出たので、あとはあってもＪが１枚です。 ディクレアラーがＤＡＫｘｘなら、Ｄを２回、ダミーのＪＴへ向けてリードすることで、 ダミーへのエントリーができます。 ダミーへのエントリーがあるときは、コントラクトは落ちません。 ディクレアラーにＤＡＫｘを期待する必要がありました。 だからＤを捨てておくべきだったのです。 しかし、ディクレアラーは２回、ミスをしてました。 最後のＤにスモールを出すべきだったのは明らかです。 その前にＣＫのあと、ハンドからＣＴをリードして、ダミーのＣＪでオーバーテイクすると、 ディフェンスはお手上げです。
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主役一本 ２００５年１１月２０日 ウイークリー朝、ＭＰ戦 ＢＯＡＲＤ：２ ＤＥＡＬＥＲ：Ｅ ＶＵＬ：Ｎ−Ｓ 今回のパートナーもいつものＭさんです。 ＷＥＳＴに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：Ｔ４２ Ｈ：ＡＫＪ５２ Ｄ：Ｊ６５ Ｃ：Ｔ９ パートナーが１番手で１Ｃオープンしました。 すると、右手が１Ｄオーバーコール。 僕は１Ｈレスポンスします。 左手はパス。 パートナーが１Ｓをビッドしました。 Ｃが３枚で、上から４−３−３−３かもしれませんが、 うまいことフィットしないことは多いものです。 Ｓ４枚、Ｃ５枚ぐらいに思えます。 右手が２Ｄとさらにビッドします。 余計にパートナーはアンバランスである感じがしてきます。 Ｃが５枚、Ｓが４枚のときは、ＨとＤで４枚です。 Ｈが３枚ならＨがフィットしていて、しかもＤ１枚でいいフィットですが、 Ｈが１枚なら、Ｄが３枚で２Ｈも怪しくなります。 ４−３のＳで２Ｓも考えられますが、僕よりもパートナーのほうがＤが長いことはないでしょう。 パートナーの４枚Ｓがラフに使わされるとコントロールを失います。 それよりも、ありそうなパートナーのＨシングルトンで、クロスラフを狙ったディフェンスがよさそうです。 パスをしました。 左手もパス。 パートナーがＨ３枚持っているときは、２Ｈを言ってくれそうな気がします。 パートナーがパスをして、最終コントラクトは、右手の２Ｄに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ sira ＬＨＯ Ｍさん ＲＨＯ １Ｃ １Ｄ １Ｈ Ｐ １Ｓ ２Ｄ Ｐ Ｐ Ｐ／／ Ｍさん Ｓ： Ｈ： Ｄ： Ｃ： ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：Ａ８７３ Ｅ Ｓ： Ｈ：Ｔ９８４ Ｎ―Ｓ Ｈ： Ｄ：３ Ｗ Ｄ： Ｃ：８７３２ Ｃ： sira_sawa Ｓ：Ｔ４２ Ｈ：ＡＫＪ５２ Ｄ：Ｊ６５ Ｃ：Ｔ９ 僕のオープニングリードは、クロスラフを狙って、ＣＴでした。 ダミーが現れます。 右手のＤは６枚はあります。 パートナーのディストリビューションは、４−１−３−５っぽいです。 ダミーからスモール。 パートナーがＣＪでオーバーテイク。ディクレアラーがスモールをフォロー。ＣＪの勝ち。 次にパートナーはＣＡを取りました。 ディクレアラーもフォロー。 パートナーはＣＫを続けます。 ディクレアラーがＤ７でラフして、僕がＤＪでオーバーラフします。 ＨＫをとります。パートナーがＨ６をフォロー。 ＨＡにパートナーがショウアウト。 さらにＨ２を続けてパートナーがラフします。ディクレアラーからＨＱが落ちます。 パートナーはＣＱをリード。ディクレアラーがＤ９でラフします。 僕はオーバーラフできません。Ｈをディスカード。 ディクレアラーはＤＡＫとトランプを刈りきりましたが、ハンドのＳ１ルーザーが残っています。 ７トリックを取り、コントラクトを２ダウンさせました。 ＋２００点はかなりよいスコアです。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｍさん Ｓ：ＫＱ６５ Ｈ：６ Ｄ：Ｔ８２ Ｃ：ＡＫＱＪ５ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：Ａ８７３ Ｅ Ｓ：Ｊ９ Ｈ：Ｔ９８４ Ｎ―Ｓ Ｈ：Ｑ７３ Ｄ：３ Ｗ Ｄ：ＡＫＱ９７４ Ｃ：８７３２ Ｃ：６４ sira_sawa Ｓ：Ｔ４２ Ｈ：ＡＫＪ５２ Ｄ：Ｊ６５ Ｃ：Ｔ９
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急がばまわれ ２００５年１１月１３日 セクショナル、チーム戦 ＢＯＡＲＤ：２７（２ｎｄ Ｓｅｓｓｉｏｎ） ＤＥＡＬＥＲ：Ｓ ＶＵＬ：ＮＯＮＥ 午後のセッションです。 ＳＯＵＴＨに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：Ｔ５４ Ｈ：８７３ Ｄ：ＡＪＴ４ Ｃ：Ｋ６４ パートナーが３番手で１Ｄオープンしました。 右手パス。 僕はかなしい３枚ずつのメジャーですが、１ＮＴレスポンスします。 メジャーがうち抜きかもしれませんが、 そのときは、向こうの２メジャーができそうですから。 すると、パス、パス、パスで最終コントラクトは１ＮＴに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ ＬＨＯ Ｍさん ＲＨＯ sira Ｐ Ｐ １Ｄ Ｐ １ＮＴ Ｐ Ｐ Ｐ／／ Ｍさん Ｓ：ＡＱ Ｈ：ＪＴ５４ Ｄ：Ｑ７６ Ｃ：ＱＴ９７ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：２ Ｎ Ｓ： Ｈ： Ｗ Ｅ Ｈ： Ｄ： Ｓ Ｄ： Ｃ： Ｃ： sira_sawa Ｓ：Ｔ５４ Ｈ：８７３ Ｄ：ＡＪＴ４ Ｃ：Ｋ６４ オープニングリードはＳ２でした。 ダミーが現れます。 パートナーは間違ってオープンしました。と一言。 １１ＨＣＰとＴ（テン）が２枚のダミーです。 僕は８ＨＣＰですから、二人で１９ＨＣＰです。 向こうに２１ＨＣＰあるのですから、向こうの４−４フィットの２Ｓができるのではないでしょうか。 （４ｔｈベストのＳ２のリードですから、左手のＳは４枚です。） １ＮＴは１ダウンしても悪くはないスコアに思えます。 しかし、メイクにこしたことはありません。 全然介入がなかったということは、ハンドがバランスしている可能性が高そうに思えます。 ダミーのＨＪＴや、ＣＴ９がかなり重要なカードとなっています。 Ｄのフィネスは１ＷＡＹです。 Ｃでは２ルーザーだしたくありません。 Ｊを当てれば１ルーザーで済むかもしれませんが、外すと２ルーザー出ます。 Ｓのフィネスが利くかどうか、Ｄのフィネスが利くかどうかで 他のプレイが決まりそうですので、まずはダミーからＳＱをフォローしました。 すると、右手のＳＫに負けます。 右手は当然のようにＳでＥＸＩＴ。ダミーのＳＡで勝ちます。 ダミーからＤ６をリードします。ハンドからＤＪを出すと、左手がスモールをフォローして、Ｊが勝ちました。 ダミーに入ってまたＤをフィネスする必要があります。 Ｃはやっぱりはずしたら嫌なので、Ｈ３をリードしました。 また、ここでＨをリードしておくと、ディフェンスはＳを取った後、Ｃをリードしてくれるかもしれません。 左手からＨ２がフォローされ、ダミーのＨＪが右手のＨＱに負けました。 場合によってはＨ９をフィネスする必要があるかもしれません。 右手からＳ９が返って来ます。Ｓ９−ＳＴ−ＳＪ− ダミーから２枚捨てる必要があります。 どれも捨てにくいのですが、一番捨てやすいのはＤです。 Ｄ７を捨てると、ＤＱシングルトンになってしまいます。 後でダミーに入れたときに、ＤＱが勝たされると、ブロックするので、ＤＱを捨てました。 Ｄ３−３でないとうまくいきませんが。こんなことなら、Ｄの１順目、ダミーのＤＱをリードしておくべきでした。 そして、左手が４枚目のＳをとります。 ダミーからはＣ７を捨てました。右手はフォロー。僕はＣ４を捨てました。 エントリーは左手です。Ｃ２をリードしてくれました。 ダミーからＣ９を引くと、右手がスモールをフォロー。Ｃ９が勝っています。ハンドのＣ６をフォローしました。 ダミーからＤ７をリードします。Ｄ７−Ｄ８−ＤＴ−Ｄ５。 ハンドのＤＴが勝ちました。あとはＤＫとＤ９が残っています。 ３−３らしくもあります。ＤＡを取ると、左手がＤ９をフォローしました。よし。 ダミーからＨ５を捨てます。右手からＤＫ。 そして、４枚目のＤ４をとります。 左手はＨ９を捨てました。左手がＨを捨てたので、ダミーからＨを捨てます。右手はＣ捨て。 Ｍさん Ｓ：− Ｈ：Ｔ Ｄ：− Ｃ：ＱＴ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ： Ｎ Ｓ： Ｈ： Ｗ Ｅ Ｈ： Ｄ： Ｓ Ｄ： Ｃ： Ｃ： sira_sawa Ｓ：− Ｈ：８７ Ｄ：− Ｃ：Ｋ 現在６勝４敗。メイクにはあと１つ必要です。 ハンドのＣＫをリードしました。 左手がＣＡで勝ちます。右手もフォロー。 そして、左手はＨＫをリードします。 この時点でもう配置は明らかです。 左手の最後のカードはＣＪ。ＨＫが勝てば、ダミーのＣＱが７トリック目になります。 右手はＨＡｘを持っていますが、ＨＡでオーバーテイクすると、最後のＨが小さいので、 僕のＨ８が７トリック目になります。 実際は、左手のＨＫが勝って、ダミーのＣＱが７トリック目となりました。 ＋９０点。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｍさん Ｓ：ＡＱ Ｈ：ＪＴ５４ Ｄ：Ｑ７６ Ｃ：ＱＴ９７ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：Ｊ８７２ Ｎ Ｓ：Ｋ９６３ Ｈ：Ｋ９２ Ｗ Ｅ Ｈ：ＡＱ６ Ｄ：９５３ Ｓ Ｄ：Ｋ８２ Ｃ：ＡＪ２ Ｃ：８５３ sira_sawa Ｓ：Ｔ５４ Ｈ：８７３ Ｄ：ＡＪＴ４ Ｃ：Ｋ６４ ほんとうに、見事にディフェンダーはバランスハンドでした。 ＳＡで勝ったあとに、ＤＱをリードして、Ｄ４つ取ったとして、 ＣＫリードはおそらく、左手はすぐＣＡと勝つでしょう。 Ｃ４リードで、ＣＪのフィネスをあてて、ＣＴが勝ったとしても、 次のＣを左手がＡで勝ち、Ｈへスイッチすれば、 Ｓ３、Ｈ３、Ｃ１と取られて１ダウンとなるところでした。 裏は、１ＳｂｙＷ ２メイク。＋１１０点。＋５ＩＭＰ。
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イージー・ミス ２００５年１１月１３日 セクショナル、チーム戦 ＢＯＡＲＤ：２１（１ｓｔ Ｓｅｓｓｉｏｎ） ＤＥＡＬＥＲ：Ｎ ＶＵＬ：Ｎ−Ｓ 今日のパートナーもいつものＭさんです。 チームメイトはＫさん、Ｉさんです。 ＳＯＵＴＨに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：ＡＫ９８ Ｈ：ＫＱ９ Ｄ：Ｊ４２ Ｃ：Ａ５４ １７ＨＣＰのバランスハンドを持ちました。 ３番手で１ＮＴオープンしました。 すると、左手が２Ｃオーバーコール。アラートがでます。 向こうだけノンバルなので、安いオーバーコールかもしれません。 パートナーが２Ｈをビッドしました。 これはトランスファーの約束です。 右手パス。 僕は３Ｓへとジャンプしました。 すると、左手が４Ｄ。 パートナーが４Ｓへとレイズしました。 パス、パス、パスで最終コントラクトは４Ｓに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ ＬＨＯ Ｍさん ＲＨＯ sira Ｐ Ｐ １ＮＴ ２Ｃ＊ ２Ｈ＊ Ｐ ３Ｓ ４Ｄ ４Ｓ Ｐ Ｐ Ｐ／／ ２Ｃ・・・何かの１スーター。 ２Ｈ・・・Ｓへのトランスファー。 Ｍさん Ｓ：ＱＴ７５３ Ｈ：ＪＴ７３２ Ｄ：７３ Ｃ：９ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ： Ｎ Ｓ： Ｈ： Ｗ｜Ｅ Ｈ： Ｄ：Ｋ Ｓ Ｄ： Ｃ： Ｃ： sira_sawa Ｓ：ＡＫ９８ Ｈ：ＫＱ９ Ｄ：Ｊ４２ Ｃ：Ａ５４ オープニングリードはＤＫでした。 ダミーが現れます。 なんとダミーにはほとんど点数がありません。 しかし、よいところに持っていて、非常によいディストリビューションです。 クイックルーザーはＤ２、Ｈ１の３つです。 ダミー基準に考えればそれだけのルーザーで済みそうです。 ダミーからＤをフォローします。 左手がのＤＫが勝ち、ＤＡも取りました。 右手がハイ・ローとフォローしたようですが、よく見ていませんでした。 しかし、左手が一人でＤをいっているので５枚ではないでしょう。 Ｄは６−３−２−２です。 もし、Ｄが続けられたときは、ダミーのＱでラフするつもりです。 左手のＳは２枚ないでしょう。 ＳＡを取った後に、右手にＳＪをマークしてフィネスすれば問題ありません。 と考えている間に、左手がＤＱを続けました。 予定通り、ダミーのＳＱでラフします。 右手はＨ８をディスカード。 僕はＤＪをフォローします。 ダミーからＳ３をリードして、ハンドのＳＡを出して勝ちました。 左手はスモールをフォローしました。 ＣＡ、Ｃラフとプレイして、ダミーからＳ７をリードします。 右手のスモールフォローにハンドのＳ８を出すと勝ちました。 ＳＫでトランプを刈りきります。 そして、ＨＡを追い出せばおしまいのはずでしたが、・・・ Ｍさん Ｓ：− Ｈ：ＪＴ７３２ Ｄ：− Ｃ：− ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ： Ｎ Ｓ： Ｈ： Ｗ｜Ｅ Ｈ： Ｄ： Ｓ Ｄ： Ｃ： Ｃ： sira_sawa Ｓ：９ Ｈ：ＫＱ９ Ｄ：− Ｃ：５ ハンドにＣルーザーが残っています。 ダミー基準に考えていたため、ハンドのルーザーをすっかり忘れていました。 ＨＡに負けに行くと、当然、ＣＱをキャッシュされて１ダウン。−１００点。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｍさん Ｓ：ＱＴ７５３ Ｈ：ＪＴ７３２ Ｄ：７３ Ｃ：９ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：６ Ｎ Ｓ：Ｊ４２ Ｈ：６４ Ｗ｜Ｅ Ｈ：Ａ８５ Ｄ：ＡＫＱＴ９６ Ｓ Ｄ：８５ Ｃ：Ｋ７６２ Ｃ：ＱＪＴ８３ sira_sawa Ｓ：ＡＫ９８ Ｈ：ＫＱ９ Ｄ：Ｊ４２ Ｃ：Ａ５４ 正しく、ＳＫを取らずに、Ｃ３枚目をラフして、ＨＡに負けに行けばできていました。 痛恨のミス。 裏は、３ＤｂｙＷ ５メイク。＋１５０点。＋２ＩＭＰ。
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気づいたときにはもう遅い ２００５年１１月３日 セクショナル、チーム戦 ＢＯＡＲＤ：１０（２ｎｄ Ｓｅｓｓｉｏｎ） ＤＥＡＬＥＲ：Ｅ ＶＵＬ：ＢＯＴＨ 午後のセッションからもうひとつ。 ＳＯＵＴＨに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：４ Ｈ：ＱＴ９７５４ Ｄ：Ｋ７ Ｃ：Ｑ４３２ 僕はバルの２番手でウイーク２するハンドではありません。 パスしました。 左手が３番手で１Ｓオープンすると、 右手が２Ｓレスポンス。 左手が３Ｓとインビテーションをして、 右手が４Ｓへとレイズしました。 パス、パス、パスで最終コントラクトは４Ｓに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ ＬＨＯ Ｍさん ＲＨＯ sira Ｐ Ｐ １Ｓ Ｐ ２Ｓ Ｐ ３Ｓ Ｐ ４Ｓ Ｐ Ｐ Ｐ／／ Ｍさん Ｓ： Ｈ： Ｄ： Ｃ： ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ： Ｎ Ｓ：ＪＴ８５ Ｈ： Ｗ＋Ｅ Ｈ：ＫＪ６２ Ｄ： Ｓ Ｄ：３２ Ｃ： Ｃ：ＫＪ８ sira_sawa Ｓ：４ Ｈ：ＱＴ９７５４ Ｄ：Ｋ７ Ｃ：Ｑ４３２ パートナーのオープニングリードはＨ８でした。 ダミーが現れます。 インビテーションに乗るだけあってシングルレイズの中では、かなりいいハンドです。 チームメイトもゲームにいっていると思われます。 さて、Ｈはハンドに６枚、ダミーに４枚あって、残りは２−１です。 Ａのアンダーリードをするような状況ではありませんから、ＨＡは左手です。 どちらかがシングルトンです。 ダミーからスモールＨがフォローされます。 僕はＨ６枚ということで、カウントっぽくＨ５をフォローしました。 ディクレアラーがＨＡで勝ちます。 そして、ディクレアラーがトランプを刈ろうとＳＫを出すと、パートナーがＳＡで勝ちました。 ディクレアラーがＳＫを出したからパートナーがＳＡを出したのか、 ＨをラフしたくてＳＡを出したのかは、はっきりしない状況です。 パートナーは、Ｃ５をリード。 パートナーがＨシングルトンなら、僕へのエントリーにＣＱを期待して、 ＣＡのアンダーリードをしている可能性があります。 ダミーからＣＪがフォローされました。 もし僕のＣＱが勝ったら最高のディフェンスです。 ここはパートナーのディフェンスプランに従ってＣＱを出しました。 ディクレアラーからＣＡがでませんでした。 ＣＱの勝ち。 これで僕はすべてを完全に理解しました。 パートナーの行動はすべてＨラフへ向けての行動です。 パートナーがＨをラフして、ＣＡを取れば１ダウンです。 僕がＨをリードすると、ディクレアラーがフォロー。パートナーがラフします。 ディクレアラーがあっといっている間に、パートナーがセッティングトリックのＣＡをキャッシュ。 コントラクトを１ダウンさせました。＋１００点。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｍさん Ｓ：Ａ９６ Ｈ：８ Ｄ：ＪＴ９６５ Ｃ：Ａ９６５ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：ＫＱ７３２ Ｎ Ｓ：ＪＴ８５ Ｈ：Ａ３ Ｗ＋Ｅ Ｈ：ＫＪ６２ Ｄ：ＡＱ８４ Ｓ Ｄ：３２ Ｃ：Ｔ７ Ｃ：ＫＪ８ sira_sawa Ｓ：４ Ｈ：ＱＴ９７５４ Ｄ：Ｋ７ Ｃ：Ｑ４３２ 裏は、４ＳｂｙＥ ４メイク。＋６２０点。＋１２ＩＭＰ。 余談ですが、パートナーのリードがシングルトンっぽいときは、 スーツプリファランスがよさそうなので、Ｈ４をフォローすべきでした。
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ＮＴのプレイ・プラン ２００５年１１月６日 セクショナル、チーム戦 ＢＯＡＲＤ：６（２ｎｄ Ｓｅｓｓｉｏｎ） ＤＥＡＬＥＲ：Ｅ ＶＵＬ：Ｅ−Ｗ 今日のパートナーはいつものＭさんです。 チームメイトはＨさん、Ｍさんです。 午後のセッションから。 ＳＯＵＴＨに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：ＱＪ８７６ Ｈ：ＡＫ Ｄ：Ｊ３２ Ｃ：Ａ８７ Ｓ５枚、１５ＨＣＰのバランスハンドを持ちました。 ２番手で１Ｓオープンしました。 左手パス。 パートナーが２Ｄレスポンスしました。 右手パス。 ２Ｄは１０点以上です。僕はＤ３枚のサポートがあって、単なるオープンよりは Ｋ１枚強いハンドなので、３Ｄとレイズしました。 左手パス。 たどり着くコントラクトは、ＳかＤかＮＴに限られました。 ＮＴを目指す場合には、ストッパーをいうことにしていますが、 パートナーはおそらくＨストッパーは持っていないでしょう。 なぜなら僕がＨＡＫを持っているからです。 Ｃストッパーはあるかもしれませんが、ビッドすると４Ｃとなり、３ＮＴを超えてしまいます。 パートナーは３Ｓをビッドしました。 というわけで、これは３枚かもしれませんが、２枚かもしれません。 僕はちょうど３ＮＴがビッドできるハンドです。 ３ＮＴをビッドしました。 パートナーがＳ３枚なら４Ｓに直してくれるでしょう。 パス、パス、パスで最終コントラクトは３ＮＴに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ ＬＨＯ Ｍさん ＲＨＯ sira Ｐ １Ｓ Ｐ ２Ｄ Ｐ ３Ｄ Ｐ ３Ｓ Ｐ ３ＮＴ Ｐ Ｐ Ｐ／／ Ｍさん Ｓ：Ｋ９ Ｈ：８７４ Ｄ：ＡＴ９７５ Ｃ：ＫＱ２ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ： Ｎ Ｓ： Ｈ：３ Ｗ―Ｅ Ｈ： Ｄ： Ｓ Ｄ： Ｃ： Ｃ： sira_sawa Ｓ：ＱＪ８７６ Ｈ：ＡＫ Ｄ：Ｊ３２ Ｃ：Ａ８７ オープニングリードはＨ３でした。 ダミーが現れます。 ウイナーはＨ２、Ｃ３、Ｄ１の６つです。 ＳＡを追い出すと、Ｓ２つ取れますが、これでは計８つしかありません。 Ｓが３−３ブレイクか、ＳＴダブルトンが落ちるか、ＳＴのフィネスを当てる必要があります。 ＳＡを追い出す代わりにＤをプレイするのはどうでしょうか。 抜けているのはＤＫとＤＱです。 ２回フィネスをして、３−２ブレイクか８が落ちてくればＤでさらに３トリック取れます。 たいていＫとＱは別れているものです。 Ｄアナーが別れている確率は知りませんが、Ｓ３−３よりは高いでしょう。 Ｄをプレイすることにしました。 オープニングリードをハンドのＨＫで勝ちます。 ＤＪをリードすると、左手からＤＫが出ます。ダミーのＤＡで勝ち。右手はフォロー。 それから、ダミーのＤＴをリードします。もし、右手がショウアウトするときは、 ＣＡでハンドに戻り、Ｄをフィネスできます。 心配するまでもなく、右手からＤＱが出てきました。左手もフォロー。 Ｄのエスタブリッシュに成功しました。 Ｈリターンをハンドで勝ち、 Ｈ２、Ｄ４、Ｃ３の計９トリックをクレーム。＋４００点。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｍさん Ｓ：Ｋ９ Ｈ：８７４ Ｄ：ＡＴ９７５ Ｃ：ＫＱ２ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：Ａ４２ Ｎ Ｓ：Ｔ５３ Ｈ：Ｑ９５３２ Ｗ―Ｅ Ｈ：ＪＴ６ Ｄ：Ｋ４ Ｓ Ｄ：Ｑ８６ Ｃ：ＪＴ９ Ｃ：６５４３ sira_sawa Ｓ：ＱＪ８７６ Ｈ：ＡＫ Ｄ：Ｊ３２ Ｃ：Ａ８７ 裏は、３ＮＴｂｙＮ ４メイクされ。−４３０点。−１ＩＭＰ。
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ジャンプシフト ２００５年１１月３日 リジョナル、ＩＭＰ戦 ＢＯＡＲＤ：１８（２ｎｄ Ｓｅｓｓｉｏｎ） ＤＥＡＬＥＲ：Ｅ ＶＵＬ：Ｎ−Ｓ 午後のセッションからもうひとつ。 ＷＥＳＴに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：ＡＫＪ７ Ｈ：３ Ｄ：ＪＴ８ Ｃ：ＡＪＴ３２ ３番手で１Ｃオープンしました。 左手パス。 パートナーが２Ｈをビッドしました。 ジャンプシフトしています。 右手パス。 ジャンプシフトですが、パストハンドです。 朝の打ち合わせでは、ジャンプシフトはストロング・ジャンプ・シフトと約束しました。 それから、僕はウイーク・ジャンプ・シフトは嫌いという話をして、 パートナーは、ウイーク・ジャンプ・シフトは悪くないよという話をして、 まあ、今日はストロングということでまとまりました。まとまったはずです。 ストロング・ジャンプ・シフトの後では、アナーの集中したスートをビッドすることになっています。 僕は２Ｓをビッドできるのですが、Ｈフィットのキュービッドと間違われてしまわないかと 心配して、２ＮＴをビッドしました。２ＮＴはパスされないと思っています。 （サポートがあればまずレイズするので、２Ｓをビッドすべきでした） 左手パス。 パートナーが３Ｃをビッドしました。なるほど、よいＨとよいサポートがあるということです。 マイク・ローレンスの書いた本によれば、このビッド経過は５枚Ｈ、４枚Ｃ、残りが２−２です。 ３Ｃの代わりに、３Ｄというと、５枚以上のＨ、４枚以上のＣ、１枚以下のＤを示す、とあります。 しかし、これは取り決めのひとつで、このような取り決めはありません。 サイドにシングルトンがあるかもしれません。 すると右手が３Ｄオーバーコールしてきます。 僕はＣが５枚もあります。５Ｃが近そうです。 しかし、Ｄのコントロールが心配です。 僕は４Ｃとレイズしました。パートナーがぼろ３のＤでは５Ｃができないからです。 左手パス。 パートナーが５Ｃへとレイズしました。６Ｃではなく、５Ｃであることを確認して僕はパス。 最終コントラクトは５Ｃに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ sira ＬＨＯ Ｍさん ＲＨＯ Ｐ Ｐ １Ｃ Ｐ ２Ｈ Ｐ ２ＮＴ Ｐ ３Ｃ ３Ｄ ４Ｃ Ｐ ５Ｃ Ｐ Ｐ Ｐ／／ Ｍさん Ｓ：８ Ｈ：ＡＱ９８５２ Ｄ：９ Ｃ：Ｋ８６５４ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ： Ｅ Ｓ： Ｈ： Ｎ―Ｓ Ｈ： Ｄ：６ Ｗ Ｄ： Ｃ： Ｃ： sira_sawa Ｓ：ＡＫＪ７ Ｈ：３ Ｄ：ＪＴ８ Ｃ：ＡＪＴ３２ オープニングリードはＤ６でした。 ダミーが現れます。 ハイカードは想像より少なめですが、６−５の強烈なハンドです。 もうほとんど６Ｃができそうですが、今回のコントラクトは５Ｃです。 安全にプレイします。 ダミーからＤ９をフォローすると、右手がＤＱで勝ちました。 Ｓをリターンしてきます。これをＳＡで勝ちます。左手はフォローしました。 ＣＡをとります。両方フォロー。ＣＱだけが残っています。 あとは、ハンドのＤ２枚、Ｓ２枚をラフする必要がありますから、もうトランプは刈らずに クロスラフすれば最悪トランプ１つ負けるだけです。 ＨＡ、Ｈラフとプレイしました。 ＳＫを取ると、右手からＳＱが落ちました。 Ｓをラフする回数は１回でよくなりましたから、トランプを刈りきります。 ６メイク。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｍさん Ｓ：８ Ｈ：ＡＱ９８５２ Ｄ：９ Ｃ：Ｋ８６５４ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：Ｔ９６５４３ Ｅ Ｓ：Ｑ２ Ｈ：ＫＪ６ Ｎ―Ｓ Ｈ：Ｔ７４ Ｄ：６３ Ｗ Ｄ：ＡＫＱ７５４２ Ｃ：Ｑ９ Ｃ：７ sira_sawa Ｓ：ＡＫＪ７ Ｈ：３ Ｄ：ＪＴ８ Ｃ：ＡＪＴ３２
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ディフェンスのコツ ２００５年１１月３日 リジョナル、ＩＭＰ戦 ＢＯＡＲＤ：１（２ｎｄ Ｓｅｓｓｉｏｎ） ＤＥＡＬＥＲ：Ｎ ＶＵＬ：ＮＯＮＥ 今日のパートナーはＭさんです。 午後のセッションから。 ＷＥＳＴに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa Ｓ：ＡＫＪＴ Ｈ：ＡＱ７ Ｄ：ＱＪ４３ Ｃ：Ａ３ パス、パス、パスで４番手でまわってきました。 ２１点のバランスハンドです。 ２ＮＴオープンしました。 左手パス。 パートナーが３Ｃをビッド。これは普通のステイマンです。 右手がＸ。Ｃのリードショウイングでしょう。僕がここにＡを持っているので、 右手はそこそこＣを持っているでしょう。 僕は３Ｓをビッドしました。 左手パス。 パートナーが４Ｓへとレイズします。 パス、パスと来たところで、左手が止まります。 そして、５Ｃをビッドしました。 この５Ｃに僕はＸをすべきなのかどうか考えるまでもなく、パートナーがＸをしました。 パス、パス、パスで最終コントラクトは５ＣＸに決まりました。 ４Ｓができれば４２０点ですが、５ＣＸは２ダウンだと３００点で済みます。 ３ダウンしたとしても５００点ですから、誤差ともいえます。 ２ダウンならラッキーぐらいの気持ちで５Ｃを言っているのかもしれません。 オークションは以下の通りとなりました。 Ｗ Ｎ Ｅ Ｓ sira ＬＨＯ Ｍさん ＲＨＯ Ｐ Ｐ Ｐ ２ＮＴ Ｐ ３Ｃ Ｘ ３Ｓ Ｐ ４Ｓ Ｐ Ｐ ５Ｃ Ｘ Ｐ Ｐ Ｐ／／ Ｍさん Ｓ：７ Ｈ： Ｄ： Ｃ： ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ： Ｅ Ｓ：Ｑ９８４ Ｈ： Ｎ Ｓ Ｈ：９ Ｄ： Ｗ Ｄ：Ａ８ Ｃ： Ｃ：ＫＴ９８７４ sira_sawa Ｓ：ＡＫＪＴ Ｈ：ＡＱ７ Ｄ：ＱＪ４３ Ｃ：Ａ３ パートナーのオープニングリードはＳ７でした。 ダミーが現れます。 点数はさほどないハンドですが、Ｈがシングルトンのおかげで、僕のＨＱはほとんど死んでいます。 ダミーからスモールがフォローされて、僕がＳＴをフォローすると、左手もＳをフォロー。 僕のＳＴが勝ちました。パートナーはＳを４枚持っていますので、Ｓは４−４−４−１です。 左手はＣをおそらく４枚もっているでしょう。５枚かもしれませんが、３枚ではないでしょう。 ほうっておくとＳを３回もラフされてしまいます。 ここで今、ＣＡ、アナザーとしておけば、Ｃが残り２枚になるので、Ｓラフは２回しかできません。 ＣＡをプレイしました。パートナーからはＣ２が出ます。 Ｃ３を続けて、パートナーがディスカードしました。 ダミーのＣ７が勝ち、ディクレアラーがダミーからＨ９を引きました。 ディクレアラーにＨＫがあるならどうしようもありません。僕はＨＡで勝ちました。 プレイはほとんどダミー基準です。 僕は１回だけならＳトップでＥＸＩＴできますが、 可能性としてはＤを取れる可能性があります。パートナーにＤＫがあるかどうかわかりませんが、 ハンドのＤＱをリードしました。ダミーのＤＡが勝ちます。 そして、Ｄ８をリターンしてきます。 ディクレアラーがＨＫを持っているなら、Ｓラフでハンドに入って、ＨＫでＤを消せますから、 ディクレアラーはＨＫを持っていません。 ディクレアラーがいましようとしているのは、ＤハンドのＤをエスタブリッシュさせて、 ＤでダミーのＳを消すことです。 これはパートナーにＤＫが無いときは防げません。 一瞬にして分かったので、ダミーのＤ８には即座にＤ３をフォローしました。 ディクレアラーがＤＴを出すも、パートナーのＤＫが勝ちます。 パートナーは当然のようにＳでＥＸＩＴします。 僕のＳＪをディクレアラーがラフ。 そして、Ｄ７をダミーでラフ。 僕はまだ４枚目のＤＪが残っています。 Ｓラフでディクレアラーはハンドに入って、Ｄ９を流します。 ＳＱ捨てますが、僕のＤＪが勝ちました。 Ｓ１、Ｈ１、Ｃ１、Ｄ２を取り、３ダウンさせ。 われながらグッドディフェンス。きっちりお代の５００点を徴収しました。 全体のハンドは以下の通りでした。 Ｍさん Ｓ：７６３２ Ｈ：Ｋ８６４２ Ｄ：Ｋ５２ Ｃ：２ ＬＨＯ ＲＨＯ Ｓ：５ Ｅ Ｓ：Ｑ９８４ Ｈ：ＪＴ５３ Ｎ Ｓ Ｈ：９ Ｄ：Ｔ９７６ Ｗ Ｄ：Ａ８ Ｃ：ＱＪ６５ Ｃ：ＫＴ９８７４ sira_sawa Ｓ：ＡＫＪＴ Ｈ：ＡＱ７ Ｄ：ＱＪ４３ Ｃ：Ａ３