sira_sawa - 04/09/04 22:12:09
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攻めのリード 2004年8月29日 ナショナル、MP戦 BOARD:14(2nd Session) DEALER:E VUL:NONE 午後のセッションからもうひとつ。 SOUTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:8762 H:QJ5 D:832 C:KJ3 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W Kさん RHO sira LHO 1C P 1H P 3C P 3H P 3NT P P P// さて、オープニングリードは何にしたらよいでしょうか。 CとHをそれぞれ主張していましたが、 どちらもここに2アナーあるので、すぐには走ることはできません。 エスタブリッシュされる前に、ディフェンスのトリックを開発する必要があります。 リードするなら、SかDでしょう。 Sが4枚あるのでエスタブリッシュを期待して4thベストをリードするのもありですが、 CとHのアナーが抜けているのに3NTにいったということは、Sにアナーがありそうな気がします。 Sをリードすると、パートナーのSアナーがつかまってしまいそうです。 しかもパートナーが1アナーではSエスタブリッシュは間に合わないでしょう。 S2アナーを期待するより、Dにアナーと長さを期待するほうが有望です。 トップオブナッシングとなるD8のリードをしました。 Kさん S: H: D: C: LHO RHO S:K53 N S: H:T7642 W E H: D:K954 S D: C:Q C: sira_sawa S:8762 H:QJ5 D:832 C:KJ3 ダミーが現れました。 D8−D9−DT−DQ。 ディクレアラーのDQが勝ちました。 そして、スモールCをリードしてきます。 CKで勝ちました。 ここで冷静に考えます。 DJはパートナーにあるでしょう。 DAはまだ確定的ではありませんが、ダミーのD9を引いたことから、 Dが薄そうでもあります。 ここでDを続けるべきか、それとも薄そうな感じのHを攻撃するべきでしょうか。 しばらく考えましたが、オープニングリードにDを選んだので、ここはDを続けることにしました。 D3−D4−D7−D6。 パートナーのD7が勝って、ディクレアラーからD6が出ました。 パートナーがDAJを持っているのは確実です。 パートナーからはDを取れませんから、こちらからDをリードしてあげる必要があります。 Hをリードしてくれないかなと思っていたら、H9のリターンです。 ディクレアラーがHAで勝ち、CAを取りました。 ハンドにはまだCJが残っています。 続くCをCJで勝ち、Dをリードしました。 パートナーのDJ、DAが勝ちました。 これで5トリック。 パートナーはスモールHをリードします。 HJを取って、HQがパートナーのHKにオーバーテイクされました。 (Cの時にHを1つ捨てていました。) 6トリックを取って、3ダウン。 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:JT4 H:K983 D:AJT7 C:84 LHO RHO S:K53 N S:AQ9 H:T7642 W E H:A D:K954 S D:Q6 C:Q C:AT97652 sira_sawa S:8762 H:QJ5 D:832 C:KJ3 他のテーブルはすべて3NTをメイクされていました。 D8リードは普通だと思ったのですが、普通ではないのですかねぇ。 それとも、WESTが3Cに3Dをいったのかな。
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ファイン・ディフェンス 2004年8月29日 ナショナル、MP戦 BOARD:27(2nd Session) DEALER:S VUL:NONE 午後のセッションです。 WESTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:A8 H:AT975 D:85 C:AJ72 右手が1番手で1NTオープンしました。 オーバーコールするほどのハンドではないのでパス。 左手が2Hをビッド。これはSへのトランスファーです。 パートナーパス。 右手が2Sをビッドします。 左手はさらに3Dと続けます。 オープナーは3S。S3枚以上持った余裕のあるハンドでしょう。 すると、左手がパス。 最終コントラクトは右手の3Sに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W LHO Kさん RHO sira 1NT P 2H* P 2S P 3D P 3S P P P// 2H・・・S5枚以上、Sへのトランスファー。 3D・・・ナチュラル。ゲームフォーシング。 オープニングリードの前に3Dをたずねたところ、 ナチュラルで、ゲームフォーシングとのことです。 オープニングリードはD8にすることにしました。 ハンドのSAで必ず勝つので、もう一度Dがリードできて、 パートナーに都合よくDアナーがあればDラフができそうだからです。 Kさん S: H: D: C: LHO RHO S:J9542 E S: H:J4 N S H: D:AJT96 W D: C:3 C: sira_sawa S:A8 H:AT975 D:85 C:AJ72 メジャー+マイナーのインビテーションハンドが現れました。 ダミーのDAが勝ちました。 パートナーはD4、ディクレアラーはD3です。 D2が見当たりません。パートナーにDKがありそうです。 ダミーからスモールSが引かれ、パートナーのスモールに、 ディクレアラーがハンドからSTを出します。 Dをラフしたいですから、すぐにSAで勝ちます。 セッティング・トリックを明らかにするため、 HA、CAを取って、D5をリードします。 パートナーがDKを取ります。 そしてDをリターン。 ディクレアラーが3枚目のDをフォローしました。 安心してS8でラフ。 5トリック目を取りました。 ディクレアラーはSTでフィネスしたということは、Sのアナーがもうひとつ 抜けていて、これはCラフでダミーに入った後捕まえられました。 それでも1ダウン。 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:Q73 H:8632 D:K42 C:T64 LHO RHO S:J9542 E S:KT6 H:J4 N S H:KQ D:AJT96 W D:Q73 C:3 C:KQ985 sira_sawa S:A8 H:AT975 D:85 C:AJ72 実はEASTへのエントリーはDKだけなので、 1順目にDKに勝たせると、Dラフができなくなります。 3つのAのうち、1つもEASTが持っていないときだけ役に立つプレイでした。
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4枚目を捨てる理由 2004年8月29日 ナショナル、MP戦 BOARD:18(1st Session) DEALER:N VUL:N−S 午前のセッションからもうひとつ。 WESTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:83 H:Q764 D:AT832 C:J6 パートナーが1番手で1Cオープンしました。 右手はパス。 このハンドは、HよりDのほうが長いですが、 Dを先に言って、後からHをいえるほどは強くないので、 メジャー優先で1Hレスポンスします。 左手はパス。 パートナーが1Sリビッドします。 よくありそうなパターンです。 右手パス。 1NTをビッドしました。 パートナーがこれを3NTへレイズします。 パス、パス、パスで最終コントラクトは3NTに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W LHO Kさん RHO sira 1C P 1H P 1S P 1NT P 3NT P P P// Kさん S:AKJ4 H:A D:Q97 C:A9532 LHO RHO S:7 E S: H: N―S H: D: W D: C: C: sira_sawa S:83 H:Q764 D:AT832 C:J6 オープニングリードはS7でした。 4thベストのようでもありますが、トップオブナッシングのリードのようでもあります。 ウイナーを数えます。 S2、H1、D1、C1で5つあります。 開発するのはもちろんDです。Dで4勝できれば、9つ確保です。 Sは、今すぐフィネスする必要はなく、 9つ確保できているときには、オーバートリック狙いのフィネス、 8つしか確保できていないときには、望みをたくしたフィネスとなります。 オープニングリードはSAで勝つつもりですが、 その後、Dの開発をどのように進めていけばよいでしょうか。DのKとJがありません。 DKが右手にいてもうれしくありません。 それよりもDKが左手にれば、ハンドからスモールDをDQに向けてリードすることで、 たいてい1ルーザーですむでしょう。 しかし、ハンドからスモールDを引くには、他のスーツでハンドに入らなければなりませんが、 それらしいエントリーがありません。 DAでハンドに入って、ダミーのDQに向けてスモールをリードするプレイは、 ダミーのDQがエスタブリッシュしても、ブロックして、ハンドのDがとれなくなってしまいます。 ふと、思いつきました。 DKとDJが別々にあれば、ダミーから2回Dを引いて、 2度フィネスをすることで1ルーザーで済みます。 DQを流して左手のDKに負けた後、D9をリードすれば、右手のDJを捕まえられます。 右手がDKを持っているときは、おそらくDQにDKをかぶせそうで、 これをDAで捕まえた後、DJに負けに行けばOKです。 (今考えると、左手がDJxx、右手がDKxで、DJxxの人がD2順目にDJをがまんすると ハンドのDがとれず、破綻します。) さて、オープニングリードをSAであがります。右手はS2をフォロー。 DQを流して、左手のDKに負けました。 Cがリターンされると、結構つらいところですが、 リターンは、やはりHでした。 ダミーのシングルトンAが飛ばされました。 D9を流します。左手のDJに負けました。痛いD2敗目です。 次に左手はHではなく、CKをリードしてきました。 ダミーのCAで勝ちます。 D7をリードし、右手がフォローしました。ハンドのDAで勝ちます。 ということは、左手はDKJダブルトンでした。 左手はHをディスカードしました。 DTを取ります。 左手はH捨て、ダミーからC2捨て、右手はS捨て。 D8を取ります。 左手はS9捨て、ダミーからC3捨て、右手はC捨て。 左手にSQがあって、4枚目のSを捨ててくれて、ダミーの4枚目のSがエスタブリッシュすることを 願うぐらいしか出来目がありません。 ダミーのCをエスタブリッシュさせるのは、ほとんど無理です。 CJを出してCQに負けたとき、CTが落ちたとしても、そのときは、Cでダミーに入れられて Cはもう1枚残るので、うまくいきません。 さて、ハンドからS8を引くと、左手はSTをフォローします。 ダミーから、SJ。 これが勝ちました。 SKを取ると、左手からSQが落ちます。S4が取れて9トリック目となりました。 左手はS4枚目を捨ててしまいましたが、どうして捨ててしまったのでしょうか。 後で全体のハンドを見て、謎は解けました。 Kさん S:KJ4 H:− D:− C:953 LHO RHO S:QT9 E S:6 H:K N―S H:J95 D:− W D:− C:QT C:87 sira_sawa S:8 H:Q76 D:8 C:J 5勝2敗。 D8が引かれて、左手は何をディスカードしたらよいのでしょう。 CTをディスカードするときば、ダミーからS4を捨てます。 CJをリードして、左手のCQに負けます。 左手がHKを取ったらSJを捨てます。 あとは、ダミーのSK、C9、C5が勝ちます。 フィネスがいりません。 HKをディスカードするときは、ダミーからS3を捨てます。 HQをキャッシュすると、左手はさらにディスカードに困ります。 左手がディスカードしたスーツでないほうをダミーから捨てれば4メイクします。 Sをフィネスしないかもしれず、S9を捨てるしかなかったのです。 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:AKJ4 H:A D:Q97 C:A9532 LHO RHO S:QT97 E S:652 H:KT82 N―S H:J953 D:KJ W D:654 C:KQT C:874 sira_sawa S:83 H:Q764 D:AT832 C:J6
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先制攻撃 2004年8月29日 ナショナル、MP戦 BOARD:21(1st Session) DEALER:N VUL:N−S 今日のパートナーはKさんです。 2週間ぶり2回目です。 SOUTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:3 H:AKQT763 D:T2 C:J85 二人パスで3番手でまわってきました。 不利なVUL関係であるにも関わらず、 ただもうHに気を引かれて、4Hオープンしました。 Hにアナーが集中しているので、オポーネントにスラムがありそうと考えたからです。 自分のハンドからはオポーネントのSコントラクトがありそうな気がします。 3Hはぬるく、4Hでオープンすれば、Sフィットを見つけるのは困難でしょう。 見つけたとしても6Sまで到達するのは難しいことでしょう。 4Hは、パートナーが2トリック持っていたとしても、1ダウンです。 向こうにスラムがないときに、X2ダウンはマイナス500点で損。 向こうにゲームがないときは、X1ダウンはマイナス200点で損。 得か損かは、終わってみないと分かりません。 すると、左手は4NTをビッド。マイナー2スーターのようです。 そこへ、パートナーが5Hへとレイズ。 右手はひとり、取り残され、パス。 僕はもちろんパスします。 左手の次の行動はダブルでした。 パス、パス、パスでコントラクトは5HXとなりました。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W Kさん RHO sira LHO P P 4H 4NT 5H P P X P P P// Kさん S:AJ9852 H:J982 D:98 C:T LHO RHO S: N S: H: W|E H: D:K S D: C: C: sira_sawa S:3 H:AKQT763 D:T2 C:J85 さすがにレイズするだけあって、良いダミーです。 ルーザーはD2つ、C1つです。 なんと4Hはできていたみたいです。 見事にサクられてしまったかと思いましたが、ふと、思い直します。 向こうの5C、5Dはどうなのだろうか。 マイナーはルーザーなし。 メジャーはSA、SラフでSが2つ負けそうだけれども、 Hは1−1でなく、2−0であれば、ノールーザーです。 向こうの5マイナーのゲームがありそうです。 実はこちらがサクリファイスしたようです。 マイナス400点がマイナス200点になりました。 D、C、Dと取られて1ダウン。 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:AJ9852 H:J982 D:98 C:T LHO RHO S:KQ7 N S:T64 H:− W|E H:54 D:AKQ65 S D:J743 C:KQ976 C:A432 sira_sawa S:3 H:AKQT763 D:T2 C:J85 E−Wが6マイナーへいくとどうなっていたでしょう。 EASTが取る、6マイナーは、ほぼ、 SOUTHからのS3リードをAで勝ち。Sリターンをラフで1ダウンとなりそうです。 WESTが取る、6マイナーがなかなかおもしろそうで、 NORTHがオープニングリードでSA、アナザーとしたときだけ、ダウンしますが、 それ以外のどのリードでもメイクされてしまいます。 他のテーブルは、ほとんど、E−Wの5マイナーをしていました。
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ストロング・ジャンプ・シフト 2004年8月22日 セクショナル、MP戦 BOARD:7(2nd Session) DEALER:S VUL:BOTH 午後のセッションです。 EASTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:AKQ854 H:JT92 D:AQ C:K 19点のハンドです。 1Sとオープンして、パートナーが1NTとレスポンスするときには、 4Sリビッドする予定です。 すると、なにに、パートナーが2番手で1Cオープン。 いきなり、最低スラムが確定です。 右手はパス。 さて、ビッディング・スペースは十分にあります。 どうビッドしましょうか。 もし、パートナーがSをまったく持っていない場合、 Hフィットを探すには1Sといっておいて、 リビッド1NTに、ニューマイナーの2Dをビッドすればよさそうです。 しかし、2Dに2Hも2Sも返ってこなかったら その後、ものすごく強いことを示すのは困難でしょう。 2Sとビッドすれば、このSと点数を示すことが出来ます。 2Sに対して、パートナーは、リバースするだけの点数がなくとも、 Hにアナーが集まっていれば、3Hをビッドしてくれるはずです。 やはり2Sというべきと判断し、2Sをビッドしました。 パートナーのリビッドは3C。 いまいちさえないビッドです。 ソロウェー・ジャンプ・シフトの約束をしたかどうか忘れてしまいましたが、 ここで3HというとよいS6枚と、Cサポートを持ってHのキュービッドと 思われてしまうかもしれないと考えました。 それに確かにこのアナーがうすい3Hよりも3NTがハンドをよく示しています。 3NTをビッドしました。 最終コントラクトはパートナーに決めてもらいましょう。 6Cか、6NTか、6Sでしょうか。 ここでパートナーが4NTをいったら、CのRKCかな、 4CといったらCのスラムトライかなと考えていました。 するとパートナーはパス。 えええ?19点と向かいあってスラムが出来ないハンドなんてあるんでしょうか。 コントラクトは3NTに決まりました。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W RHO sira LHO ryo_hw P 1C P 2S P 3C P 3NT P P P// 全体のハンドは以下の通りでした。 ryo_hwさん S:T H:84 D:K6532 C:AQJ85 LHO RHO S:73 W S:J962 H:AQ3 S+N H:K765 D:JT9 E D:874 C:T7432 C:96 sira_sawa S:AKQ854 H:JT92 D:AQ C:K オープニングリードはH3でした。 ふーむ、Hが3トップアナーありません。 HK、HQ、HAと取られて4メイク。 4SはHを開幕で3つ取られると、必ずトランプを1つ負けなければならないので1ダウンするのですが、 Hリードはなかなかこないらしく、4Sをジャストメイクしているテーブルが多数でした。 4S4メイク=620点、3NT4メイク=630点であり、スコアはトップタイでした。
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スムーズなディフェンス 2004年8月22日 セクショナル、MP戦 BOARD:5(1st Session) DEALER:N VUL:N−S 今日のパートナーはryo_hwさんです。 EASTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:A63 H:Q62 D:AK5432 C:3 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W RHO sira LHO ryo_hw 1D P 1S P 2C P 2S P 3D P P P// さて、これだけブレイクが悪いとも知らず、右手の3Dとなりました。 右手はD6、7枚、C4枚、Sが0枚か1枚でしょう。 Dをリードしてもつまらないですし、 Cリードはパートナーをフリーフィネスにかけそうです。 SAは、右手がボイドのとき、ダミーのSエスタブリッシュを助けてしまいそうです。 ということで、もっとも無難そうなH2をオープニングリードに選択しました。 ダミーが現れます。 ryo_hwさん S: H: D: C: LHO RHO S:KJT82 W S: H:KT75 S―N H: D:8 E D: C:875 C: sira_sawa S:A63 H:Q62 D:AK5432 C:3 H2−H5−H8−HA。 ディクレアラーがHAで勝ちました。 DQをリードしてきます。 これをDKで勝ちます。パートナーはショウアウト。 HJはパートナーにありそうです。 H6をリードします。 H6−HK−Hx−Hx ダミーのHKが勝ちました。 スモールSをリード。ディクレアラーがSQをフォローします。 右手はD6枚、H2枚、S1枚が分かりました。 ビッドからCは4枚持っているでしょうから、上から1−2−6−4です。 ダミーエントリーがないことを確認して、SAで勝ちました。 さて、パートナーはCだけキープしていればよいのですが、分かっているでしょうか。 HQをリードします。 パートナーがH9をフォローして、ディクレアラーがラフします。 そして、CAをキャッシュ。 続けて、CKリード。これをラフします。 Sをリードしてダミーに入れるわけにはいきませんから、DKを取り、Dでディクレアラーのハンドに打ち込みます。 ディクレアラーがトランプを刈り上げます。 パートナーはひたすらSを捨てます。 Sがなくなって、HJ、Cxと捨てました。 あと2トリックはパートナーの勝ち。 SA、DAK、Cラフ、C2つで6つ取り、2ダウン。 全体のハンドは以下の通りでした。 ryo_hwさん S:9754 H:J983 D:− C:QJT64 LHO RHO S:KJT82 W S:Q H:KT75 S―N H:A4 D:8 E D:QJT976 C:875 C:AK92 sira_sawa S:A63 H:Q62 D:AK5432 C:3 見たようにプレイすると1ダウンで済みました。 ryo_hwさん S:95 H:J D:− C:QJT6 LHO RHO S:KJT8 W S:− H:T S―N H:− D:− E D:JT97 C:87 C:K92 sira_sawa S:63 H:− D:A5432 C:− ここで実際にはCKをリードしたのですが、 Dをリードすると、 ディフェンスはDAを勝って、 Sを打つわけにはいきませんから、DでEXITすることになります。 ディクレアラーが全部Dを取ると ryo_hwさん S:− H:− D:− C:QJT LHO RHO S:KJT W S:− H:− S―N H:− D:− E D:− C:− C:K92 sira_sawa S:63 H:− D:5 C:− ディクレアラーのCKリードをディフェンスはラフできません。 ラフすると、ダミーのSに打ち込みとなってしまうからです。 CKを勝たせたあとは、パートナーのCが勝ち、最後はパートナーのCウイナーをラフすることになります。
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どこまでいくか 2004年8月15日 セクショナル、IMP戦 BOARD:7(2nd Session) DEALER:S VUL:BOTH 午後のセッションです。 WESTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:T H:− D:KQ7542 C:AKT753 すんごいハンドを持ちました。 こういうときは、1番手の右手が1Sか1Hでオープンするかなと待ち構えます。 4NTといおうかどうか考えていました。 すると、右手はパスです。 1Dオープンしました。 パートナーのレスポンスに3Cジャンプでは点数がありそうなので、 それよりは5C、もしくは4Cがよさそうと考えます。 左手パス。 パートナーのレスポンスは2H。ジャンプシフトです! 点数はあるがミスフィット。 これはC、Cといい続けるしかありません。 3Cをビッドしました。 パートナーは3Hをビッド。H7枚はありそうです。 H1枚でもあれば4Hといえるのですけど、あいにくHボイドです。 4Cといいます。6−5は伝わっているはずです。 それでもパートナーは4H。 どういうハンドかわかりませんが、CもDもサポートないというなら仕方ありません。 パスしました。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W LHO Kさん RHO sira P 1D P 2H P 3C P 3H P 4C P 4H P P P// 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:Q73 H:AKQT987 D:AJ C:8 LHO RHO S:K9852 E S:AJ64 H:65 N+S H:J432 D:93 W D:T86 C:QJ96 C:42 sira_sawa S:T H:− D:KQ7542 C:AKT753 オープニングリードはSAでした。 Sを続けて、ディフェンスのSK勝ち。 SQでディクレアラーが勝ちます。 トランプを刈り上げ、HJに負けます。ジャストメイク。 4Hまで、5Dまででした。 H1枚あれば6Hができます。 4Hに5Cというべきなのでしょうか。
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スタンダード 2004年8月15日 セクショナル、IMP戦 BOARD:4(1st Session) DEALER:W VUL:BOTH 今日のパートナーはKさんです。 初めて組みます。 SOUTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:Q643 H:A7 D:K97 C:AK87 4番手で1NTオープンしました。 左手パス。 パートナーは2C。 右手パス。 Hが4枚なく、Sが4枚あるので2Sをビッドします。 すると、パートナーが3Hをビッド。 H5枚のインビテーションビッドです。 H3−3ブレイクを期待して3NTをビッドすることにしました。 2SといっているのでSリードが来ない可能性が高いです。 3NTをビッドし、これが最終コントラクトとなりました。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W Kさん RHO sira LHO P P P 1NT P 2C P 2S P 3H P 3NT P P P// Kさん S:A2 H:J9532 D:J62 C:Q32 LHO RHO S: N S: H: W+E H: D: S D: C:J C: sira_sawa S:Q643 H:A7 D:K97 C:AK87 オープニングリードはCJでした。 H5枚8点のダミーが現れます。 なかなかつらそうです。やはりH3−3に期待するしかありません。 それにしても大変ですが。 とにかく、ダミーからC2を引きました。 右手のスモールCフォローにCAで勝ちます。 HAをキャッシュすると、両方スモールをフォロー。 続くH7リードに左手がHTをカバー。ダミーのHJを引くと、右手のHQに負けます。 右手からCリターン。 ハンドからC7、左手からC9、ダミーのCQで勝ちます。 3−3を期待してダミーのH3をリード。H3−H8−S3− ハンドからはS4枚目を捨てました。 SKが右手にあるときは、S2ストッパーになっていますし、 SKが左手のときは、もうどうしようもありません。 左手からHKが出ました。 3−3ブレイク。第1関門突破です。 左手からのリードはC5。 右手がショウアウト。ハンドのC8で勝ちます。 運良くCが4勝できるようになりました。 最後のCKを勝ちます。左手はCTをフォロー。ダミーからD2を捨てました。 右手にSKを期待して、ダミーからSを引けるようにSを残しておく必要があるからです。 SAでダミーに入って、Hの4枚目を取ります。 右手はSJを捨てました。そういえば、S9、S8と捨てていました。SKを持っていそうです。 ハンドからはD7を捨てます。 右手がSKを持っているのだと、DAは左手にありそうです。 右手がSKだけになっていれば、SKで右手に入れて、右手からDをリードしてもらいます。 DQが右なら、右手からのDスモールリードにD9を引けば、Dで1トリック取れます。 ダミーの最後のHをとります。 右手はD捨て。ハンドからはS6捨て。左手はST捨て。 現在8勝2敗。 Kさん S:2 H:− D:J6 C:− LHO RHO S:− N S:K H:− W+E H:− D:AT8 S D:Q4 C:− C:− sira_sawa S:Q H:− D:K9 C:− 最後はこうなっていました。 ダミーからS2を引き、右手のSKが勝ちました。 ハンドからSQ。左手はD捨て。 右手からD4がリードされて、ハンドからD9を出します。 左手はDAを出すしかありません。 13トリック目はハンドのDKが勝ちました。 ジャストメイク!!! 全体のハンドは以下の通りでした。 Kさん S:A2 H:J9532 D:J62 C:Q32 LHO RHO S:T5 N S:KJ987 H:KT4 W+E H:Q86 D:AT85 S D:Q43 C:JT95 C:64 sira_sawa S:Q643 H:A7 D:K97 C:AK87
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ラッキーを逃すな 2004年8月8日 セクショナル、チーム戦 BOARD:16(2nd Session) DEALER:W VUL:E−W 午後のセッションです。 SOUTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:54 H:K97632 D:J953 C:A 右手が3番手で1NTオープンしました。 点数はないハンドですが、Hでやればそこそこやれそうです。 こちらだけNONVULなので、すぐさま2Hオーバーコール。 左手パス。 パートナーパス。 右手もパス。 ほっと胸をなでおろします。まともなコントラクトのようです。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W Mさん RHO sira LHO P P 1NT 2H P P P// Mさん S:AT63 H:Q5 D:KT42 C:J54 LHO RHO S: N S: H: W―E H: D:8 S D: C: C: sira_sawa S:54 H:K97632 D:J953 C:A オープニングリードはD8でした。 グッドダミーが現れました。 D8はもうほとんどダブルトンのリードです。 ルーザーは、Hが3−2ブレイクとして、 H2、S1、D2の5つが確実。Dラフでもうひとつですが、 左手がH3枚、右手がH2枚なら、Dラフにより、Hルーザーは1つになります。 ダミーからD2を引くと、右手がDQで勝ちました。 ハンドからD3を捨てます。 D8がダブルトンであるのが明白になりました。 右手がDAを取ると、左手はスモールをフォローし、ダブルトンを示し、 3枚目のDがラフされるかとおもいきや、 右手はDAを取らず、スモールCにスイッチしました。 ハンドのCAで勝ちます。 さて、トランプを刈りますが、右手のHAに1順目で上がられたくはありません。 思いとどまって、DA、Dラフとさせるかもしれないからです。 もし右手が、H2順目にAであがったときは、 Dをラフさせようとしても、もうDが残っていないか、 3枚目のエスタブリッシュしたHでラフすることになります。 いい方法が見つかりました。 SAでダミーに渡り、ダミーからH5を引くのです。 もし、H5にHAを出してしまうと、HQとHKがいきなりエスタブリッシュします。 それゆえに、右手はHの1順目にAを出すことができません。 さっそく、SAでダミーに渡ります。 H5を引くと、右からHTがでます。 ハンドのHKが勝ちました。 スモールHをリード。左手フォロー。ダミーのHQに右手がHAで勝ちました。 あとは、S1つ、HJ、DAと負けるだけです。 ジャストメイク。+110点。 全体のハンドは以下の通りでした。 Mさん S:AT63 H:Q5 D:KT42 C:J54 LHO RHO S:QJ92 N S:K87 H:84 W―E H:AJT D:86 S D:AQ7 C:KT973 C:Q862 sira_sawa S:54 H:K97632 D:J953 C:A 裏は、1NTbyE 1ダウン。−100点。プッシュ。
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何を捨てようか 2004年8月8日 セクショナル、チーム戦 BOARD:13(1st Session) DEALER:N VUL:BOTH おもしろいボードがありました。 SOUTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:JT6542 H:A53 D:K5 C:KQ オークションは以下の通りとなりました。 N E S W Mさん RHO sira LHO P 1H 1S 2S P 2NT P 3NT P P P// 全体のハンドは以下の通りでした。 Mさん S:Q7 H:4 D:Q7432 C:98652 LHO RHO S:A93 N S:K8 H:KJ76 W+E H:QT982 D:JT9 S D:A86 C:JT3 C:A74 sira_sawa S:JT6542 H:A53 D:K5 C:KQ 右手の3NTとなりました。 S5をオープニングリード。 パートナーのSQが勝ちました。 SリターンをディクレアラーのSKが勝ちます。 H2を流して、HJ勝ち。 H6に、パートナーがショウアウト。C2を捨てました。 右手のHQにHAで勝ちます。 SJをリードして、SAを追い出しました。ディクレアラーはCを捨てます。 Mさん S:− H:− D:Q7432 C:986 LHO RHO S:− N S:− H:K7 W+E H:T98 D:JT9 S D:A86 C:JT3 C:A7 sira_sawa S:T64 H:5 D:K5 C:KQ 現在ディフェンスは2勝。 ここでふと、思いました。 右手がHをあと3回取る間、2枚捨てなければなりません。 DKでハンドに入れたとして、それで3勝目ですから、あと2つ。 Sは2枚だけ残しておけばよいことになります。 Cを捨てるのは危険です。 S1枚と、D1枚を捨てる必要があります。 そこで先にDを捨てることにしました。 すると、ディクレアラーはまだ考えていて、そして、DJを引きました。 パートナーがDQをかぶせます。 ディクレアラーがDAで勝ちます。 そして、Dをリターン。ありゃ、拍子抜けです。 DK、S、S、Sととって2ダウン。+200点。 裏は、3HbyE 3メイク。+170点。+8IMP。 実際にHを3順とるとどうなっていたでしょうか。 Mさん S:− H:− D:Q74 C:98 LHO RHO S:− N S:− H:− W+E H:− D:JT9 S D:A86 C:JT C:A7 sira_sawa S:T6 H:− D:K C:KQ SOUTHがDを捨てていた場合は、ダミーからCを捨てます。 DAをとると、DKが叩き落されて、 ディクレアラーはDでもうひとつ取れます。 S2、H4、D2、C1で9トリック。 と、これはディフェンスミスで、 右手のディストリビューションは2−5−3−3と分かるので、 Cを捨てたときは、Dを3枚持っているので、 S1、D2、C2を残すのが正解です。 Mさん S:− H:− D:Q74 C:98 LHO RHO S:− N S:− H:− W+E H:− D:JT9 S D:A86 C:JT C:A7 sira_sawa S:T H:− D:K5 C:KQ E−Wはあと2トリックしかとれず、1ダウンです。 右手がDを捨てたときは、 Mさん S:− H:− D:Q74 C:98 LHO RHO S:− N S:− H:− W+E H:− D:JT S D:A8 C:JT3 C:A74 sira_sawa S:T H:− D:K5 C:KQ これだと、CA、C4で、CKとSTを勝ちますが、 DA、CJと取られてメイクされます。 右手がDを捨てたときは、 S2、D1、C2と残すのが正解です。 Mさん S:− H:− D:Q74 C:98 LHO RHO S:− N S:− H:− W+E H:− D:JT S D:A8 C:JT3 C:A74 sira_sawa S:T6 H:− D:K C:KQ E−Wはあと2トリックしかとれず、1ダウンです。 ディスカードを見て、正しくディフェンスするべきハンドでした。
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スーパーフィット 2004年8月8日 セクショナル、チーム戦 BOARD:22(1st Session) DEALER:E VUL:E−W 今日もパートナーはいつものMさんです。 チームメイトはIさん、Tさんです。 SOUTHに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:A3 H:AK97652 D:AJ8 C:7 直前のボードでは、 VULの9枚フィットで、作るつもりで5Dをビッドしたのですが、 NONVULの11枚フィットの5Hをビッドされ、Xつきでディフェンス。 1ダウンさせましたが、5Dは1ダウンだったらしい。 さて、ここでは、右手がパス。 2Cオープンしても悪くなさそうなハンドですが、 1Hオープンで情報交換できるほうがよいと考えました。 点数はあまりないですから、おそらくパートナーはレスポンスするでしょう。 4Hリビッドはいつでもできます。 1Hオープンに左手が2Cオーバーコール。 パートナーは3Hへとジャンプレイズ。 これはHが長いだけで点数がほとんどないハンドです。 すると右手が5Cへジャンプ。 こちらから見ると、5CはN−Sの4Hをサクリファイスしているように見えます。 ほとんど明らかに、どちらかがHボイドです。 Cのディフェンスにまわると、このHはまったくつかえなくなります。 こちらはHが11枚か12枚フィットしているので、5Hのできめはありそうです。 5Cのディフェンスより、5Hのオフェンスがいいと考え、5Hをビッドしました。 パス、パス。・・・・パスで最終コントラクトは5Hになりました。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W Mさん RHO sira LHO P 1H 2C 3H 5C 5H P P P// 全体のハンドは以下の通りでした。 Mさん S:QJ72 H:QJ843 D:T9 C:52 LHO RHO S:K85 N S:T964 H:T W―E H:− D:7643 S D:KQ52 C:AQJT3 C:K9864 sira_sawa S:A3 H:AK97652 D:AJ8 C:7 オープニングリードはDでした。 Sのフィネスが抜けて、S1、D1、C1と負けて1ダウン。−50点。 12枚フィットのHは10トリックまで、 10枚フィットのCは9トリックまででした。 残念。 裏も5HbyS 1ダウン。+50点。プッシュ。 今日は9枚以上のフィットがとにかく多い日でした。 午前32ボードやって、両サイド合わせて36フィットありました。 5−4、13個 6−3、10個 7−2、1個 5−5、4個 6−4、3個 7−3、2個 7−4、1個 8−3、1個 7−5、1個
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またまたまた 2004年8月1日 リジョナル、MP戦 BOARD:17(2nd Session) DEALER:N VUL:NONE 午後のセッションからもうひとつ。 WESTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:4 H:AK54 D:QJ98 C:A763 パートナーが2番手で1Dオープンしました。 レスポンダーとしてはなかなか良いハンドを持っています。 パートナーのDが5枚あればスラムにいきたい感じです。 右手はパス。 1Hレスポンスしました。 左手パス。 パートナーは2Dをリビッドしました。 右手パス。 パートナーはH4枚なし、S4枚なしです。 Cは4枚あるかもしれませんが、Dでオープンしただけの弱いハンドで C4枚を隠している可能性はあります。 無理は承知の上で、一人で階段をかけあがります。4NT。 パートナーは5D。 DのRKCに対する、3枚か0枚というお返事です。 0枚? SKQJ HQ DTxxxxx CKQJ ありえます。 しかし、二人で10枚フィットして、AKがないのは悲しすぎ。 3枚と信じました。 キーカードはすべて揃いましたが、2Dリビッドだったので、諦めて単に6Dとビッドしました。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W LHO Mさん RHO sira P 1D P 1H P 2D P 4NT P 5D P 6D P P P// 全体のハンドは以下の通りでした。 Mさん S:AK8 H:− D:AKT7653 C:T42 LHO RHO S:QT75 E S:J9632 H:J87632 N S H:QT9 D:2 W D:4 C:KJ C:Q985 sira_sawa S:4 H:AK54 D:QJ98 C:A763 うきょー、7メイク。 最近出てくるグランドスラムルーズらしいです。 こんな経過になっていれば、 N E S W LHO Mさん RHO sira P 1D P 1H P 3D P 4NT P 5D P 5NT P ? 5NT(キーカード揃いました)をEASTが聞いて、 SAKなしで4NTを言っているので、WESTのSはシングルトンかボイドと分かり、Sノールーザー。 WESTはCA、HAを持っており、 あとは、CKかHKのどっちかがあれば13トリック。 5NTを言っているので、どっちかのKを持っている可能性が高い。 と判断できるので、EASTが7Dをビッドすることができたでしょう。
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プレイ順 2004年8月1日 リジョナル、MP戦 BOARD:11(2nd Session) DEALER:S VUL:NONE 午後のセッションです。 WESTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:3 H:QT932 D:AT3 C:Q764 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W LHO Mさん RHO sira P P 1D P 1NT P 2NT P 3NT P P P// さて、オープニングリードです。 どちらもメジャーがなさそうなので、Hのリードがよさそうです。 たいていパートナーと5−3フィットしていることはなく、 Cリードがよかったりすることもあります。 しかし、右手は1Dに対して1NTレスポンスしているのでCを持っている 場合が多いですから、Cリードは控えます。 H3をリードしました。 Mさん S: H: D: C: LHO RHO S:AQ96 E S: H:A54 N S H: D:KJ52 W D: C:A2 C: sira_sawa S:3 H:QT932 D:AT3 C:Q764 18点バランスハンドのダミーが現れました。 右手は6−9点ぐらいですが、2NTをレイズしたので8点はあるでしょう。 するとパートナーは6点ぐらいです。 H3−H4−H8−HJ。ディクレアラーが勝ちました。 向こうにはHAKとまだ、H2ストッパー持っています。 Hのエスタブリッシュは間に合いません。 ディクレアラーはD9を引き、ダミーのDJが勝ちました。パートナーはDスモール。 DKと続けます。パートナーはD7。 どうやらDフィットがあって1NTをビッドしたようです。 と、いうことは、Hもだめそうですし、 Cスイッチしかありません。 おそらくパートナーはSKをもっているでしょう。 DAで勝ち、C4、小さいCにスイッチしました。 ダミーからC2に対して、パートナーがCKで勝ちます。 まさかHが返ってこないよね、と心配していたところ、しっかりCが返ってきました。 C7をフォローします。ダミーのCAが勝ちました。 ディクレアラーはDを2順とって、SJを流しました。 パートナーがSKで勝ち、Cを2つとりました。 D1、S1、C3とって、1ダウン。 全体のハンドは以下の通りでした。 Mさん S:K8752 H:87 D:74 C:KT53 LHO RHO S:AQ96 E S:JT4 H:A54 N S H:KJ6 D:KJ52 W D:Q986 C:A2 C:J98 sira_sawa S:3 H:QT932 D:AT3 C:Q764 ディクレアラーはHJで勝ったあと、先にSを触るべきか、Dを触るべきでしょうか。 ふつうはDでしょうか。 ディフェンスがDAを2順とらなければ、そこからSにスイッチし、 SKに負ければ、S3、H3、D2、C1が確保できます。 DAをとられた場合でも、SKがオンサイドなら、S3、H3、D3、C1。 オーバートリック付でメイクします。 しかし、 今回は右手のSKに負けても、右手からのCリードに対しては2ストッパーとなるので、 SKに先に負けに行くのがあたりだったようです。
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競り合いのX 2004年8月1日 リジョナル、MP戦 BOARD:22(1st Session) DEALER:E VUL:E−W 今日もパートナーはいつものMさんです。 WESTに座って以下のハンドが来ました。 sira_sawa S:A9753 H:J D:Q3 C:JT973 パートナーが1番手で1Hオープンしました。 右手が2Dオーバーコール。 ここで2Sというには10点必要です。 ネガティブXからはじめることにしました。 おそらくパートナーがビッドするであろう、2Hに対して2Sという予定です。 左手パス。 パートナーは2Sをビッドしました。 しかし、あまり興奮しませんでした。 このハンドは、形がよいものの、点数はそれほどでもなく、 9枚フィットで3Sぐらいまでかなと感じました。 右手パス。 パスをしたところ、左手が3D。 パートナーは3H。 右手が4D。 こちらのほうが点数があるはずで、あり、 パートナーが3Hをいったことから、HAを期待して、SA、HA、Hラフ、 さらにパートナーのCかDでもう1トリックで4つと見込んでXをかけました。 これが流れて最終コントラクトとなりました。 オークションは以下の通りとなりました。 N E S W LHO Mさん RHO sira 1H 2D X P 2S P P 3D 3H 4D X P P P// 全体のハンドは以下の通りでした。 Mさん S:KQ62 H:KQ9764 D:− C:KQ2 LHO RHO S:T84 E S:J H:AT52 N|S H:83 D:A765 W D:KJT9842 C:84 C:A65 sira_sawa S:A9753 H:J D:Q3 C:JT973 HJをオープニングリードすると、ダミーからHAとDAが! しかも4枚D。 HAで勝ち、Dの1順目にパートナーがショウアウト。 何をリードしてもディフェンスはC1、H1、S1しか取れません。 ジャストメイクされ。−510点。 こちらのSは5までできるというのに。 もうすこし冷静に考えるのでした。 Sは4枚、3Hといっているので、H6枚、 右のDが6枚ありそう、左のDが3枚ありそうなので、 パートナーのDは1枚以下。