sira_sawa - 17/07/14 22:51:18

ブリッジとコンピューター

将棋のプロ藤井聡太四段(14歳)が歴代1位となる29連勝を達成したニュースは多くの人が見聞きしたことと思います。
某番組で藤井四段の特集をしており、その中で29連勝目をかけた増田康宏四段(19歳)との10代対決の模様が非常に興味深いものでした。
藤井四段も増田四段もお互いに新世代の人間であり、コンピューターの指し方を取り入れた指し方をするのだそうです。
そして増田四段は、コンピューターが苦手とする雁木囲い(守りの型の1つ)を対局時に採用したそうです。
昔のコンピューターは、起こりうる手を何十手先まで読み、その中で最善の一手を選択するという数の勝負でした。
現代はAIと呼ばれる人工知能が開発され、コンピューターが自ら学習をするのだそうです。
そして、一人の人間が一生かかっても頭に入りきらない数の対局を取り込んで学習します。
これまで定石とされていたことを根本からくつがえし、新しく導き出した一手を指すのです。
なお、AIを搭載した将棋ロボットponanza(ポナンザ)は、将棋プロとの対局において未だに無敗だそうです。

本題のブリッジです。ディープフィネスというソフトをご存知でしょうか。
ダブルダミーで最善のディクレアラープレイをするソフトです。
存在は知っていましたが、先日、きっかけがあって初めて使ってみました。
理論は完全に無視で、確かに最善のプレイをしてくれます。
実際のブリッジはダブルダミーではないので同じにはいきませんが、
近い将来、ディープフィネスを取り入れたプレイをする新世代の人間が現れるかもしれません。

home
[戻る]